自動化スクリプトを実行するクーロン・タスクの作成

自動化スクリプトをクーロン・タスクの一部として実行する場合、自動化スクリプトに起動ポイントは必要ありません。クーロン・タスク定義で com.ibm.tivoli.maximo.script.ScriptContask Java™ クラスが参照されているのを確認してから、クーロン・タスクに自動化スクリプトを関連付けることができます。

このタスクについて

クーロン・タスクとは、アプリケーション・サーバー上で固定スケジュールで自動的に実行されるジョブです。例えば、重要なタスクが予定どおりに処理されることを確実にするために、エスカレーション・クーロン・タスクで、エスカレーションが処理されます。いくつかの事前定義のクーロン・タスクを使用することも、新しいクーロン・タスクを定義することもできます。新しいクーロン・タスクの場合、スケジュールに基づいて実行されるビジネス・ロジックが組み込まれた Java クラスの実装を指定する必要があります。クーロン・タスク定義内でこの Java クラス参照を使用することで、クーロン・タスクによって実行されるビジネス・ロジックが指定された自動化スクリプトを添付することができます。

手順

  1. 自動化スクリプト・アプリケーションの「一覧」タブで、「作成」 > 「スクリプト」アクションを選択します。
  2. スクリプトの名前、説明、およびログ・レベルを指定します。
  3. スクリプトに変数が必要な場合、「変数」セクションに、変数およびバインディングを宣言するための新規行を追加します。
    バインディングを Maximo® ビジネス・オブジェクトに指定することはできません。LITERAL、SYSPROP、および MAXVAR のバインディングのみを指定できます。
  4. 自動化スクリプトのソース・コードを入力し、「作成」をクリックして自動化スクリプトをデータベースに保存します。
  5. クーロン・タスクのセットアップ・アプリケーションで、新しいクーロン・タスク定義を作成します。
  6. 「クラス」フィールドに、com.ibm.tivoli.maximo.script.ScriptCrontask と入力します。
  7. 自動化スクリプトを実行するクーロン・タスク・インスタンスを作成します。
    1. 「クーロン・タスクのインスタンス」セクションで、行を追加します。
    2. クーロン・タスクのインスタンス名を指定します。
    3. クーロン・タスクを実行するスケジュールを設定します。
    4. 「別のユーザーとして実行」を選択します。
      指定されたユーザーに付与されたセキュリティー権限によって、Maximo ビジネス・オブジェクト に関連するビジネス・ロジックをスクリプト・コードで実行できるかどうかが決まります。
      例えば、指定されたユーザーが値をレコードに書き込むためのセキュリティー権限を持っていない限り、値をレコードに設定することはできません。
  8. 「パラメーター」タブの SCRIPTARG 行に、クーロン・タスクの引数を表す値を指定します。
  9. SCRIPTNAME 行に、クーロン・タスクの一部として実行するために作成したスクリプトの名前を指定します。
    SCRIPTNAME は、データを設定する必要がある必須パラメーターです。指定したスクリプト名は、scriptName 暗黙的変数の形式で自動化スクリプトに渡されます。
  10. 「詳細」セクションで、「アクティブにする」チェック・ボックスを選択して、クーロン・タスクのインスタンスをアクティブにします。
  11. レコードを保存します。