IBM PureData System for Analytics, バージョン 7.1

関数

SQL から指定ルーチンにアクセスするには、関数を使用します。関数は 1 つ以上の引数を取り、1 つの結果を返します。次の表では、関数について説明します。

表 1. 関数
名前	説明
case	Search 型: `CASE WHEN <search-condition-1> THEN <result-1> WHEN <search-condition-2> THEN <result-2> ... WHEN <search-condition-n> THEN <result-n> ELSE <default-result> END` Search 条件は細かく設定することができ、結果を式として得ることも可能です。
case	Value 型: `CASE <test-value> WHEN <comparand-value-1> THEN <result-1> WHEN <comparand-value-2> THEN <result-2> ... WHEN <comparand-value-n> THEN <result-n> ELSE <default-result> END` テスト値、comparand 値、結果を式として得ることができます。
nullif(a,b)	a=b の場合は null が返され、それ以外では a が返されます。
coalesce(arg1, arg2, …)	最初の非 null 引数が返され、すべての引数が null の場合は null 値が返されます。isnull は SQL サーバー互換のためのシノニムです。
cast (<value> as <type>)	データ型の相互変換が可能。詳しくは、キャスト変換を参照してください。
extract (field from <datetime value>)	datetime 値または interval 値から数値型の datetime あるいは time zone フィールドを抽出します。例えば、extract(year from <datetime-value>) と指定します。有効な引数のリストについては、日付/時刻値の抽出を参照してください。構文については、表 1を参照してください。
date_part ('field', <datetime value>)	extract と同様に、datetime 値または interval 値から数値型の datetime あるいは time zone フィールドを抽出します。例: date_time('day', <datetime-value>)。有効な引数のリストについては、日付/時刻値の抽出を参照してください。構文については、表 1を参照してください。
nvl(x,y)	最初の引数が null でない場合はその引数が返され、null の場合は 2 つ目の引数が返されます。例えば、nvl(hire_date, current_date) と指定すると、hire_date が null である場合は、current_date が返されます。 nvl は SQL の coalesce 関数に相当し、CASE 式“case when x is not null then x else y end”の短縮形です。詳しくは、NVL 関数の例を参照してください。
nvl2(x,y,z)	最初の引数が null でない場合は 2 つ目の引数が返され、null の場合は 3 つ目の引数が返されます。 nvl2 は CASE 式“case when x is not null then y else z end”の短縮形です。詳しくは、NVL2 関数の例を参照してください。
decode(<expr>, <search1>,<result1>, …<search N>, <result N>, <default>)	<expr> を各 search 値と比較します。 <expr> と search が等しい場合は、decode は result を返します。等しくない場合は default を返すか、default がなければ null を返します。詳しくは、decode 関数の例を参照してください。