CDC Replication を共用ディスク・アレイを所有する SQL Server クラスター・ノードにインストールした後に、構成ツールを使用してインスタンスを追加する必要があります。
手順
- 構成ツールを開始し、クラスター SQL Server が listen するポートを指定する新規インスタンスを追加します。
注: 追加した後は、インスタンスを開始しないでください。
- CDC Replication インストール・ディレクトリーの bin フォルダーで以下のコマンドを実行します。
dmcreateclusterservice -I <instance_name> <passive_node_name>
各部の説明:
<passive_node_name> は、クラスター内のパッシブ・ノードの名前です。
- お使いのバージョンの Microsoft Windows のクラスター管理ツールを使用して、 SQL Server クラスター・グループを調べます。
- 各 CDC Replication インスタンスの SQL Server クラスター・グループ内に新規 Generic Service リソースを作成します。
新規の各クラスター・リソースが SQL Server リソースに依存していることを確認して、サービス名を入力する必要があります。
サービス名には以下の形式を使用する必要があります。
dmtssql_<instancename>
dmtssql_ は標準的な接頭部、<instancename> は CDC Replication インスタンスの名前です。
- サービス名を右クリックしてプロパティーを表示し、「グループに適用する (Affect the group)」チェック・ボックスを選択解除します。
これにより、CDC Replication サービスに障害が発生するか、またはこれが手動で停止されたときに、Microsoft SQL Server がフェイルオーバーするのを防ぐことができます。
- 新規クラスター・リソースをオンラインにします。
次のタスク
このタスクの完了後に、CDC Replication はクラスター環境で作動し、そのサービスのフェイルオーバーをサポートします。
CDC Replication をクラスター環境で使用するときには、以下に注意する必要もあります。
- サブスクリプションをフェイルオーバー後に再始動する必要があります。
- アプリケーション・ファイルが共有ディスクに格納され、ユーザーがアクセスできるのはクラスター内のアクティブ・ノードのみになるため、すべての CDC Replication アプリケーション (サービス、構成ツール、コマンド行ユーティリティーなど) をクラスターのアクティブ・ノードから実行する必要があります。
- パッシブ・ノードには、Windows「スタート」メニューのショートカットはありません。