IBM Tivoli Monitoring, バージョン 6.3

tacmd tepsLogin

説明

tacmd tepsLogin コマンドを使用して、Tivoli Enterprise Portal Server にログオンします。ITM v6.2.3 以降では、ポート 15200 のデフォルト HTTP サーバーとして IBM HTTP Server (IHS) が使用されます。ただし、ポータル・サーバーには引き続きポート 1920 の KDH HTTP サーバーとの互換性があります。

CLI 構文

tacmd tepsLogin
                      {-s|--server} TEPS_HOSTNAME
                      {-u|--username} USERNAME
                      {-p|--password} TEPS_PASSWORD
                      [{-t|--timeout} TIMEOUT ]

標準入力オプション:

tacmd tepsLogin
{-stdin|--stdin}

値の説明:
-s|--server
接続先の Tivoli® Enterprise Portal Server ホスト名を指定します。-s <TEPS_HOSTNAME> または -s http://<TEPS_HOSTNAME> を使用します。
-u|--username
Tivoli Enterprise Portal Server にログオンするユーザー名を指定します。指定しなければ、ソフトウェアからユーザー名を指定するようプロンプトが出されます。
-p|--password
ユーザー認証のパスワードを指定します。指定しなければ、パスワードを指定するようにソフトウェアからプロンプトが出されます。
-t|--timeout
tacmd tepsLogin コマンドの起動間隔の最長時間 (分単位) を指定します。この時間を経過するとユーザーは Teps 資格情報ファイルへのアクセスを拒否されます。デフォルトのタイムアウトは 15 分です。最大タイムアウトは 1440 分 (24 時間) です。
-stdin|--stdin
すべてのコマンド行パラメーターが、コマンド行引数から構文解析されるのではなく、標準入力 (同じコマンド行形式) から処理されることを示します。

CLI の例

次の例は、特定のユーザー名でコマンド行にログインする方法を示しています。ユーザーに、パスワードを入力するようプロンプトが出されます。ログインは、24 時間 (1,440 分間) 有効です。
C:¥IBM¥ITM¥bin>tacmd tepslogin -s lever -u sysadmin -t 1440

 Password?
 KUICTL001I Validating user credentials...

KUIC00007I: User sysadmin logged on to server on http://lever:15200.
次の例は、サーバーおよび時間のみを指定してログインする方法を示しています。ユーザーに、ユーザー名およびパスワードを入力するようプロンプトが出されます。ログインは、1 時間 (60 分間) 有効です。
C:¥IBM¥ITM¥bin>tacmd tepslogin -s lever  -t 60

 Username?  sysadmin

 Password?
 KUICTL001I Validating user credentials...

KUIC00007I: User sysadmin logged on to server on http://lever:15200.
次の例は、ポート 1920 で KDH HTTP サーバーにログオンする方法を示します。
tacmd tepslogin -s ip-address:1920 -u sysadmin -p mypwd

関連コマンド

重要: Tivoli Enterprise Portal Server と通信するさまざまなコマンドを認証するには、次の 2 つの方法のいずれかを使用します。
  • Tivoli Enterprise Portal Server に対して認証するには、tacmd tepsLogin コマンドを使用して -u、-p、および -s の各オプションを指定します。その後で、関連コマンド (例えば、tacmd createUser コマンドまたは tacmd listworkspaces コマンド) を使用します。または、
  • 使用する関連コマンド (例えば、tacmd createUser コマンドまたは tacmd listworkspaces コマンド) を使用します。 ただし、-u、-p、および -s の各オプションを指定する必要があります。Tivoli Enterprise Portal Server と通信するコマンドで -s オプションを指定せずに、-w オプションと -u オプションを指定すると、そのコマンドはホスト名にデフォルト値を使用します (-s localhost:15200)。

表 1に戻ります。


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