IBM Tivoli Monitoring, バージョン 6.3

tacmd login

説明

tacmd login コマンドを使用すると、後続のコマンドを コマンドをローカル・コンピューターから実行できるように、ハブ・モニター・サーバーで認証を行います。
注: このコマンドが複数回実行されると、異なる警告メッセージが返される可能性があります。このコマンドによって、 プロトコル (http または https) を指定し、 正しいプロトコルおよびサーバー・ポートをデフォルトに設定できます。このコマンドの接続プロトコルのデフォルト設定は、https となっており、https を 使用しても接続が確立できない場合、http がデフォルトになります。 したがって、接続は Tivoli Enterprise Monitoring Server の 実行に使用されるプロトコルに依存します。http に接続した場合、警告メッセージが表示されます。
注: ホット・スタンバイ (FTO) ミラー・ハブ・モニター・サーバーがミラーとして機能している間は、そのサーバーに対して tacmd login コマンドを実行することはできません。

CLI 構文

tacmd login {-s|--server} {[PROTOCOL://]HOST[:PORT]}
                     {-u|--username} USERNAME
                     {-p|--password} PASSWORD
                     [{-t|--timeout} TIMEOUT]

標準入力オプション:

tacmd login
{-stdin|--stdin}

値の説明:
-s|--server
ログオンする Tivoli Enterprise Monitoring Server のホスト名を指定します。
-u|--username
認証するユーザーを指定します。指定しなければ、ソフトウェアからユーザー名を指定するようプロンプトが出されます。
-p|--password
認証するユーザーのパスワードを指定します。指定しなければ、パスワードを指定するようにソフトウェアからプロンプトが出されます。
-t|--timeout
tacmd の起動から次の起動の間に経過可能な最大の分数を指定します。この時間が経過すると、ユーザーはアクセスを拒否されます。デフォルトのタイムアウトは 15 分です。最大タイムアウトは 1440 分 (24 時間) です。
-stdin|--stdin
すべてのコマンド行パラメーターが、コマンド行引数から構文解析されるのではなく、標準入力 (同じコマンド行形式) から処理されることを示します。

CLI の例

このコマンドは、ユーザー ID administrator、パスワード mypassword を使用して pebble.ibm.comTivoli Enterprise Monitoring Server にログインします。ログインの有効期限は 1440 分間です。
   tacmd login –s pebble.ibm.com –u administrator –p mypassword –t 1440

戻り値

表 1を参照してください。

tacmd logout

関連コマンド

表 1に戻ります。



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