説明
tacmd login コマンドを使用すると、後続のコマンドを コマンドをローカル・コンピューターから実行できるように、ハブ・モニター・サーバーで認証を行います。
注: このコマンドが複数回実行されると、異なる警告メッセージが返される可能性があります。このコマンドによって、
プロトコル (http または https) を指定し、
正しいプロトコルおよびサーバー・ポートをデフォルトに設定できます。このコマンドの接続プロトコルのデフォルト設定は、https となっており、https を
使用しても接続が確立できない場合、http がデフォルトになります。
したがって、接続は Tivoli Enterprise Monitoring Server の
実行に使用されるプロトコルに依存します。http に接続した場合、警告メッセージが表示されます。
注: ホット・スタンバイ (FTO) ミラー・ハブ・モニター・サーバーがミラーとして機能している間は、そのサーバーに対して tacmd login コマンドを実行することはできません。
CLI 構文
tacmd login {-s|--server} {[PROTOCOL://]HOST[:PORT]}
{-u|--username} USERNAME
{-p|--password} PASSWORD
[{-t|--timeout} TIMEOUT]
標準入力オプション:
tacmd login
{-stdin|--stdin}
値の説明:
- -s|--server
- ログオンする Tivoli Enterprise Monitoring Server のホスト名を指定します。
- -u|--username
- 認証するユーザーを指定します。指定しなければ、ソフトウェアからユーザー名を指定するようプロンプトが出されます。
- -p|--password
- 認証するユーザーのパスワードを指定します。指定しなければ、パスワードを指定するようにソフトウェアからプロンプトが出されます。
- -t|--timeout
- tacmd の起動から次の起動の間に経過可能な最大の分数を指定します。この時間が経過すると、ユーザーはアクセスを拒否されます。デフォルトのタイムアウトは 15 分です。最大タイムアウトは 1440 分 (24 時間) です。
- -stdin|--stdin
- すべてのコマンド行パラメーターが、コマンド行引数から構文解析されるのではなく、標準入力 (同じコマンド行形式) から処理されることを示します。
CLI の例
このコマンドは、ユーザー ID
administrator、パスワード
mypassword を使用して
pebble.ibm.com の
Tivoli Enterprise Monitoring Server にログインします。ログインの有効期限は
1440 分間です。
tacmd login –s pebble.ibm.com –u administrator –p mypassword –t 1440