クラスター・リソースの識別と保持

PowerHA® SystemMirror® ソフトウェアは、可用性の高い環境を提供します。

PowerHA SystemMirror ソフトウェアは、次の方法でこれを行います。

アプリケーションの操作に必要なクラスター・リソースのセットを識別し、そのリソースを結合してリソース・グループにします。
PowerHA SystemMirror が、さまざまなクラスター・イベント (始動、フォールオーバー、フォールバックなど) の間にリソースの高可用性を保持するために、どのようにリソースを管理するかを指示する、リソース・グループのポリシーと属性を定義します。

リソースを識別し、リソース・グループ・ポリシーを定義することにより、PowerHA SystemMirror ソフトウェアは数多くのクラスター構成が可能であり、個々の要件に合わせてクラスター環境を定義する際の柔軟性は非常に高くなります。

クラスター・リソースの識別

クラスター・リソースには、ハードウェア・リソースとソフトウェア・リソースの両方を含めることができます。

PowerHA SystemMirror ソフトウェアは、リソース・グループを 1 つの単位として扱うので、これらの相互に依存するリソースを 1 つのノードにまとめておき、その上でこれらのリソースの高可用性を保持します。