IPL と JavaScript との相違点
ポリシーの記述に IPL を使用する場合と JavaScript を使用する場合では、いくつかの相違点があります。以下の表を参照として利用してください。
| IPL | JavaScript | 参照先 |
|---|---|---|
| IPL は、大/小文字の区別がありません。 | JavaScript では、大/小文字が区別されます。変数、ステートメント、オブジェクト、および関数の作成時には、このことに注意する必要があります。 | RExtractAll |
| IPL では、配列の作成時に、中括弧 ({}) を使用して配列値を割り当てる必要があります。 | JavaScript では、大括弧 ([]) を使用して配列値を割り当てる必要があります。 | |
IPL では、エスケープ文字に ¥¥ または ¥ を使用できます。 |
JavaScript では、エスケープ文字に ¥¥ を使用する必要があります。
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RExtractAll |
IPL では、整数は整数 (1 など) として返されます。 |
JavaScript では、整数の結果は Float として返されます。数値は常に小数の形で表示されます (例えば 1 は 1.0 と表示されます)。 |
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ClassOf
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ClassOf |
Event ContainerIPL を使用している場合は、オプションでドット表記または @ 表記を使用してイベント・フィールド変数を参照できます。@ 表記は、フルネーム |
JavaScript を使用している場合は、ドット表記 |
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ExitIPL では、ユーザー定義関数内で |
JavaScript では、ポリシー内のユーザー定義関数で Exit を使用すると、ポリシー全体が終了します。
JavaScript ポリシー内で関数を停止する場合は、ポリシー内で return コマンドを使用する必要があります。
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Exit. |
Float IPL では、float 関数は整数、ストリング、またはブール式を浮動小数点数に変換します。 |
JavaScript は、Float 関数で使用される整数およびブール式での結果に小数点を追加することはありません。
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Float. |
Float IPL では、 |
JavaScript では、Float 関数によって、より精度の高い数値が返されます。例えば、関数 Eval では、10.695672 の代わりに 10.695671999999998 が返されます。 |
Eval. |
EvalIPL では、整数の除算 |
JavaScript では、関数 Eval で整数の除算 10/5 を実行すると、2 が返されます。 |
Eval |
JavaCall IPL では、数値は整数です。 |
JavaScript では、数値に double を使用します。JavaScript で、整数引数を指定する必要のある JavaCall を使用する場合は、Integer.parseInt JavaCall を使用して実際の整数を作成する必要があります。 |
JavaCall |
Like IPL では
Like 演算子をサポートしています。例えば、以下のようになります。 |
JavaScript では Like 演算子を使用しません。同等の処理を行う例は、以下のようになります。 |
比較演算子 |
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オペレーター・ビューでスマート・タグがサポートされます。 |
オペレーター・ビューでスマート・タグがサポートされません。 |