Open Shortest Path First (OSPF) ルーティング・ドメインのモニター

OSPF ルーティング・ドメインおよび OSPF 領域内のデバイスに イベントがあるかどうかを判別することができます。 OSPF ルーティング・ドメイン・ネットワーク・ビューを 使用して、イベントについて、OSPF ルーティング・ドメインおよび OSPF 領域をモニターします。

OSPF ルーティング・ドメインおよび OSPF 領域をモニターするには、以下のようにします。
  1. Incident アイコンをクリックし、 Network Availability > Network Views > Libraries を選択します。
  2. ウィジェットの左側にあるナビゲーション・ツリーで、+ 記号をクリックして、OSPF ルーティング・ドメイン・ノードを展開します。
    最上位ノードごとにツリーの右側に イベント状況アイコンがあり、そのノードのデバイスの状況が 示されます。
  3. 関連付けられたイベント状況アイコンに基づいて、各 OSPF ルーティング・ドメインの最も重大なイベントを判別します。
  4. OSPF ルーティング・ドメイン・ノードに重大度が軽微以上のイベント状況アイコンがある場合は、 そのアイコンを選択します。
    そのルーティング・ドメイン内のデバイスがネットワーク・マップに表示され、障害のあるデバイスにはイベント状況アイコンでマークが付けられます。
  5. ネットワーク・マップ内で、以下のデバイスの状況を確認します。
    1. 領域ボーダー・ルーター (ABR):
      これらのルーターは、2 つ以上の OSPF 領域を接続し、バックボーン・ネットワークを介して他の OSPF へのルーティングを提供します。
      ABR は、ネットワーク・マップ内で ABR というラベルでマークされています。
    2. 自律システム・ボーダー・ルーター (ASBR):
      これらのルーターは、IGP プロトコルを使用して他のネットワークと通信します。
      ASBR は、ネットワーク・マップ内で ASBR というラベルでマークされます。
    3. 指定されたルーター (DR) およびバックアップ指定ルーター (BDR):
      DR は、アップデートをルーティングするためのソースを提供して、イーサネットなどのマルチアクセス・テクノロジーを使用する場合に、フルメッシュ接続の必要性を減らすために指定された OSPF ルーター・インターフェースです。 バックアップ指定ルーター (BDR) は、プライマリー DR に障害が起こった場合の移行をスムーズに行うために、常に最新の状態に保たれます。
      DR は、ネットワーク・マップ内で DR というラベルでマークされています。 バックアップ DR は、ネットワーク・マップ内で BDR というラベルでマークされています。
    4. タイプ 2 LSA:
      ある領域内のすべての伝送ネットワーク用に生成されます。 伝送ネットワークには、少なくとも 2 つの直接接続された OSPF ルーターがあります。 イーサネットは、伝送ネットワークの一例です。 タイプ 2 LSA は、伝送ネットワークを構成する各接続済みルーターをリストし、DR によって生成されます。