MPLS デバイスをディスカバーするためのエージェント

Virtual Private LAN Service (VPLS) の情報を含め、Multiprotocol Label Switching (MPLS) データをディスカバーするには、適切なエージェントを使用可能にします。

MPLS データを取得するエージェントは、Telnet または SNMP のいずれかを使用してデータを取得します。 MPLS エージェントを使用可能にする前に、Telnet および SNMP アクセスを構成してください。
  • Telnet を使用する MPLS エージェントを使用可能にする前に、エージェントがデバイスにアクセスでき、デバイスの出力を認識できるように Telnet を構成します。
  • SNMP を使用する MPLS エージェントを使用可能にする前に、SNMP の構成を行って、デバイスへのアクセスを可能にし、スレッド、タイムアウト、および再試行の回数を指定します。
ヒント: VPLS 情報を取得するエージェントは、大量のデータを取得する可能性があります。 これらのエージェントを有効にすると、ディスカバリー・プロセスの処理時間が大幅に長くなる可能性があります。 VPLS 情報を再ディスカバーする必要がない場合は、ディスカバリーを高速にするために、これらのエージェントを無効にしてください。
表 1. MPLS ディスカバリー・エージェント
エージェント名 機能
CiscoMPLSSnmp CiscoMPLSSnmp エージェントは、標準 MIB を使用する Cisco デバイス上、および Cisco Experimental MPLS MIB をサポートする Cisco デバイス上の MPLS パスをディスカバーします。
CiscoMPLSTelnet CiscoMPLSTelnet エージェントは、Cisco デバイス上の MPLS パスおよび LDP VPLS をディスカバーします。

CiscoQinQTelnet

CiscoQinQTelnet エージェントは、Cisco デバイス上の QinQ (IEEE 802.1QinQ) 構成をディスカバーします。

HuaweiMPLSTelnet

HuaweiMPLSTelnet エージェントは、Huawei デバイス上のレイヤー 2 およびレイヤー 3 の MPLS/VPN 関連データ (User-facing Provider Edge (UPE) や Network Provider Edge (NPE) の情報など) をディスカバーします。 Huawei VPN からの VPLS 情報をディスカバーして可視化するには、ディスカバリーを構成する必要があります。

JuniperMPLSTelnet JuniperMPLSTelnet エージェントは、Juniper デバイス上の MPLS パスをディスカバーします。 また、このエージェントは、Juniper MultiHome VPLS 構成をディスカバーし、関連情報を使用して Virtual Switch Instance (VSI) にタグを付けます。
JuniperMPLSSNMP

JuniperMPLSSNMP エージェントは、Juniper デバイス上の MPLS/VPN (RT ベースの VPN ディスカバリー) および VPLS (LDP および BGP) 関連データをディスカバーします。

JuniperQinQTelnet

JuniperQinQTelnet エージェントは、Juniper デバイス上の QinQ (IEEE 802.1QinQ) 構成をディスカバーします。

LaurelMPLSTelnet LaurelMPLSTelnet エージェントは、Laurel デバイス上の MPLS パスをディスカバーします。 このエージェントは、ルート・ターゲット・ベースのディスカバリーのみを対象としています。
StandardMPLSTE StandardMPLSTE は、SNMP を使用して MPLS Traffic Engineered (TE) トンネルをディスカバーします。
UnisphereMPLSTelnet UnisphereMPLSTelnet エージェントは、Juniper ERX ルーター (旧 Unisphere) 上の MPLS パスをディスカバーします。