データベースのインストールと構成

IBM® Security Identity Manager は、スケジュールや監査データを含むトランザクション・データおよびヒストリカル・データをデータベースに保管します。 IBM Security Identity Manager サーバーをインストールする前に、データベースをインストールして構成する必要があります。

注: この情報は、データベース製品によって提供される、より広範囲な前提条件の資料に代わるものではありません。 データベースについて詳しくは、製品関連の Web サイトを参照してください。

以下のいずれかのデータベースをインストールして構成することを選択できます。

  • IBM DB2® データベース
  • Oracle データベース
  • Micorsoft SQL Server 2008

サポートされるデータベース・リリース、および必要なフィックスパックについて詳しくは、データベース・サーバーのサポートを参照してください。

ワークシート

このワークシートには、データベースのインストールと構成に必要な一般的な情報が示されています。インストールするデータベースに応じて、追加の情報が必要になる場合があります。

表 1. 一般的なデータベース・ワークシート
フィールド名 説明 デフォルトまたは例の値 ご使用の値
ホスト名 データベースをホストするコンピューターの名前。    
ポート番号 データベース・サービス Listen ポート。 例: 50000、50002、または 60000  
データベース名 IBM Security Identity Manager データベースの名前。 例: itimdb  
管理者 ID データベース管理者ユーザー ID。 例: db2admin
注: ミドルウェア構成ユーティリティーを使用しない場合、この値は UNIX システムではデフォルトで db2inst1 です。
 
管理者パスワード データベース管理者ユーザー ID のパスワード。    
データベース・ユーザー ID データベースへのログオンで IBM Security Identity Manager が使用するアカウント。 例: itimuser  
データベース・パスワード itimuser ユーザー ID のパスワード。    

データベース製品をインストールする前に

データベース製品をインストールする前に、以下を実行する必要があります。

  • データベース製品により提供されるインストール情報を読むこと。
  • 環境がハードウェアおよびソフトウェア要件に適合していることの確認。
  • 必要なオペレーティング・システムのパッチがすべて適用されていることの検証。
  • Solaris および Linux オペレーティング・システムなどの一部のオペレーティング・システムに対してカーネル設定が適正であることの確認。それぞれのデータベース・アプリケーションは、追加のオペレーティング・システムの値など独自の要件を指定します。アプリケーションのインストールの前に、 これらの追加の設定の資料をお読みください。例えば、DB2 で必要なカーネルの設定については、IBM Web サイトを参照してください。