PPRC タスクの構成

クラスター内の各 PPRC 保護ボリューム・グループに対して、PPRC タスクを 24 個作成できます。 このセクションでは、これらのタスクをリストし、 各タスクのセットアップに使用する ESS リモート・コピー・サービスのオプションと一緒に示します。

本タスクについて

タスクの作成には、ESS コピー・サービスの Web インターフェースを使用します。 このインターフェースでは、シリアル番号によってボリュームを識別します。 シリアル番号によってディスクを選択したら、 ボリューム・グループ名で始まる名前のタスクを作成します。

注: 特に強い理由がない限り、推奨されているタスク名を使用してください 。 名前を変更する場合は、ESS Copy Services および PowerHA® SystemMirror® Enterprise Edition for Metro Mirror で、これらの名前が正しく入力されていることを確認してください。

推奨される名前以外の名前をタスクに付ける場合は、「PPRCタスクの PowerHA SystemMirror Enterprise Edition 」を参照してください。 Metro Mirror for Direct management.

注: タスク名は慎重に入力してください。 正しくないタスク名があると、 ダイレクト管理は機能しません

ボリュームグループのタスクを構成するには、 PowerHA SystemMirror Enterprise Edition for Metro Mirror を使用します:

手順

  1. ESS コピー・サービスに管理特権を持つユーザーとしてログインします。
  2. PPRCがボリュームグループで使用するパス(ESCON®リンク)を管理するために必要なESSタスクを定義するには、ESS Copy Services Web Interfaceを使用します。

    以下のリストに示すタスクを作成します。 このリストにあるタスク名を使用してください$vgname は、実際のボリューム・グループ名に置き換えてください。 ボリューム・グループ名 (例: vg1) は、 最長 7 文字です。

    注: タスク名は大文字小文字が区別されます。

    ボリューム・グループ名については、 『ボリューム・グループの指定』を参照してください。

    タスク名 アクション ESS コピー・サービスのタスク定義オプション
    $vgname EstPtPS 1 次 ESS のロジカル・サブシステム (LSS) から、 2 次 ESS の LSS へのパスを確立します。 Do not establish paths if they already exist (パスが既に存在している場合は確立しない)
    $vgname DelPtPSF 1 次 ESS のロジカル・サブシステム (LSS) から、 2 次 ESS の LSS へのパスを除去します。 Force removal of PPRC path even if pairs exist (ペアが存在している場合でも PPRC パスの除去を強制実行)
    $vgname DelPtPS 1 次 ESS のロジカル・サブシステム (LSS) から、 2 次 ESS の LSS へのパスを除去します。
    $vgname EstPtSP 2 次 ESS のロジカル・サブシステム (LSS) から、 1 次 ESS の LSS へのパスを確立します。 Do not establish paths if they already exist (パスが既に存在している場合は確立しない)
    $vgname DelPtSP 2 次 ESS のロジカル・サブシステム (LSS) から、 1 次 ESS の LSS へのパスを除去します。
    $vgname DelPtSPF 2 次 ESS のロジカル・サブシステム (LSS) から、 1 次 ESS の LSS へのパスを除去します。 Force removal of PPRC path even if pairs exist (ペアが存在している場合でも PPRC パスの除去を強制実行)
  3. ESS コピー・サービスの Web インターフェースを使用して、PPRC 保護ボリュームのペアを 管理するために必要なタスクを定義します。

    ボリューム・グループ内に複数のボリュームを定義する場合は 、ESS コピー・サービスの Web インターフェースにある「Multiple Selection (複数選択)」オプションを使用して、 ボリューム・グループ全体を管理するためのタスクを単一セットにして定義します。

    以下のリストに示すタスクを作成します。 このリストにあるタスク名を使用してください$vgname は、実際のボリューム・グループ名に置き換えてください。 ボリューム・グループ名については、 『ボリューム・グループの指定』を参照してください。

    タスク名 アクション ESS コピー・サービスのタスク定義オプション
    $vgname EstPrPSFC 1 次 ESS のソース・ボリュームから 2 次 ESS のターゲット・ボリュームの方向の PPRC 関係を確立します。 Copy Entire Volume (ボリューム全体をコピー) Permit Read from Secondary (2 次からの読み取りを許可)
    $vgname EstPrPSNC 1 次 ESS のソース・ボリュームから 2 次 ESS のターゲット・ボリュームの方向の PPRC 関係を確立します。 Do Not Copy Volume (ボリュームをコピーしない) Permit Read from Secondary (2 次からの読み取りを許可)
    $vgname EstPrPSSC 1 次 ESS のソース・ボリュームから 2 次 ESS のターゲット・ボリュームの方向の PPRC 関係を確立します。 非同期のシリンダーのみコピー (Copy Out-of-sync Cylinders Only) Permit Read from Secondary (2 次からの読み取りを許可)
    $vgname EstPrPSFO 1 次 ESS のターゲット・ボリュームから 2 次 ESS のソース・ボリュームの方向の PPRC 関係を確立します。 PPRC Failover (PPRC フェイルオーバー)
    $vgname EstPrPSFB 1 次 ESS のターゲット・ボリュームから 2 次 ESS のソース・ボリュームの方向の PPRC 関係を確立します。 PPRCフェイルバック

    Permit Read from Secondary (2 次からの読み取りを許可)

    $vgname SusPrPSP 1 次 ESS のソース・ボリュームと 、2 次 ESS のターゲット・ボリュームの PPRC 関係を中断します。

    このタスクは 、1 次 ESS 上で実行します。

    $vgname SusPrPSS 1 次 ESS のソース・ボリュームと 、2 次 ESS のターゲット・ボリュームの PPRC 関係を中断します。

    このタスクは 、2 次 ESS 上で実行します。

    $vgname TerPrPSP 1 次 ESS のソース・ボリュームから 2 次 ESS のターゲット・ボリュームの方向の PPRC 関係を終了します。 このタスクは 、1 次 ESS 上で実行します。
    $vgname TerPrPSS 1 次 ESS のソース・ボリュームから 2 次 ESS のターゲット・ボリュームの方向の PPRC 関係を終了します。

    このタスクは 、2 次 ESS 上で実行します。

    $vgname EstPrSPFC 2 次 ESS のソース・ボリュームから 1 次 ESS のターゲット・ボリュームの方向の PPRC 関係を確立します。 Copy Entire Volume (ボリューム全体をコピー)

    Permit Read from Secondary (2 次からの読み取りを許可)

    $vgname EstPrSPNC 2 次 ESS のソース・ボリュームから 1 次 ESS のターゲット・ボリュームの方向の PPRC 関係を確立します。 Do Not Copy Volume (ボリュームをコピーしない)

    Permit Read from Secondary (2 次からの読み取りを許可)

    $vgname EstPrSPSC 2 次 ESS のソース・ボリュームから 1 次 ESS のターゲット・ボリュームの方向の PPRC 関係を確立します。 非同期のシリンダーのみコピー (Copy Out-of-sync Cylinders Only)

    Permit Read from Secondary (2 次からの読み取りを許可)

    $vgname EstPrSPFO 2 次 ESS のターゲット・ボリュームから 1 次 ESS のソース・ボリュームの方向の PPRC 関係を確立します。 PPRCフェールオーバー
    $vgname EstPrSPFB 2 次 ESS のターゲット・ボリュームから 1 次 ESS のソース・ボリュームの方向の PPRC 関係を確立します。 PPRCフェイルバック

    Permit Read from Secondary (2 次からの読み取りを許可)

    $vgname TerPrSPS 2 次 ESS のソース・ボリュームから 1 次 ESS のターゲット・ボリュームの方向の PPRC 関係を終了します。

    このタスクは 、2 次 ESS 上で実行します。

    $vgname TerPrSPP 2 次 ESS のソース・ボリュームから 1 次 ESS のターゲット・ボリュームの方向の PPRC 関係を終了します。

    このタスクは 、1 次 ESS 上で実行します。

    $vgname SusPrSPS 2 次 ESS のソース・ボリュームと 1 次 ESS のターゲット・ボリュームの PPRC 関係を中断します。

    このタスクは 、2 次 ESS 上で実行します。

    $vgname SusPrSPP 2 次 ESS のソース・ボリュームと 1 次 ESS のターゲット・ボリュームの PPRC 関係を中断します。

    このタスクは 、1 次 ESS 上で実行します。

  4. 前のステップで作成したタスクを実行できることを確認するために 、ESS rsExecuteTask.sh コマンドを実行します。 コマンド名は大/小文字が区別されることに 注意してください。

    rsExecuteTask.sh コマンドが正常終了すると、 コマンド・プロンプトに戻ります。 そうでない場合は、 PowerHA SystemMirror Enterprise Edition Metro Mirror では動作しません

    コマンドの実行後、コマンド・プロンプトに戻らない 場合は、 以下の手順を実行してください。

    • タスクの構成を確認し、必要に応じて修正します。
    • rsExecuteTask.sh コマンドを再実行します。
    注: ホスト・サーバーの IP アドレスが ESS に定義 されていない 場合、ESS の構成に既知の問題が発生します。 この問題が発生すると 、rsExecuteTask.sh コマンドによって ESS タスクは実行されますが、 プログラムはコマンド・プロンプトに戻りません
  5. PowerHA SystemMirror Enterprise Edition for Metro Mirror を使用する各ボリュームグループについて、手順 1 ~ 4 を繰り返します。