リソース・グループの始動、フォールオーバー、およびフォールバック

個々のリソース・グループには、ポリシーがいくつかあります。

これらのポリシーは以下のとおりです。

表 1. リソースグループポリシー

この表では、さまざまなリソース・グループ・ポリシーを示しています。

リソース・グループ ポリシー
始動
  • Online on Home Node Only (ホーム・ノードでのみオンライン)。 リソース・グループが、リソース・グループ始動時にそのホーム・ノード (最高優先順位) でのみオンラインになります。 このためには、最高優先順位のノードが使用可能である必要があります (リソース・グループのノード・リスト内の最初のノード)。
  • Online on First Available Node (最初の使用可能ノードでオンライン)。 リソース・グループは、使用可能になった最初の参加ノードでオンラインになります。
  • Online on All Available Nodes (使用可能なすべてのノードでオンライン)。 リソース・グループはすべてのノードでオンライン化されます。
  • Online Using Distribution Policy (配布ポリシーを使用してオンライン)。 それぞれのノードで 1 つのリソース・グループのみがオンラインになります。
フォールオーバー
  • Fallover to Next Priority Node in the List (リスト内の次の優先順位ノードへフォールオーバー)。 リソース・グループは、 リソース・グループのノード・リストに指定されたデフォルトのノード優先順位に従います。
  • Fallover Using Dynamic Node Priority (動的ノード優先順位を使用したフォールオーバー)。 このオプションを選択する前に、3 つの事前定義動的ノード優先順位ポリシーのいずれかを選択します。 これらは、使用可能なメモリーが最も多いノードなど、RSCT 変数を基準にしています。 サイトが構成済みの場合、このオプションのフォールオーバーはサポートされません。
  • Bring Offline (on Error Node Only) (オフラインにする (エラー・ノードのみ))。 このオプションを選択すると、エラー状況時にノード上でリソース・グループをオフラインにします。
フォールバック
  • Fallback to Higher Priority Node in the List (リスト中のより高い優先順位のノードにフォールバック)。 より高い優先順位ノードがクラスターと結合するとき、リソース・グループがフォールバックします。 このオプションを使用する場合は、遅延フォールバック・タイマーを使用します。 遅延フォールバック・ポリシーが構成されていない場合は、より高い優先順位のノードがクラスターに結合されると即時にそのリソース・グループがフォールバックされます。
  • フォールバックしない。 リソース・グループがクラスターに加わる場合、リソース・グループは優先順位が高いノードにはフォールバックしません。