クラスターを構成するための前提条件タスク

クラスターを構成する前に、PowerHA® SystemMirror® がすべてのノードにインストールされ、構成を実行しているノードとクラスターに含まれる他のすべてのノードとの間に接続が確立されている必要があります。

ネットワーク・インターフェースは、1 つのノードから他の各ノードへの通信が行われるように、 AIX® オペレーティング・システムに対して物理的にも論理的にも構成されている必要があります。 PowerHA SystemMirror ディスカバリー・プロセスは、ローカル・ノードだけでなく、すべてのサーバー・ノードで実行されます。

クラスターに属するシステムから情報が収集されることを確認するために、クラスターの構成前に、すべてのノード IP アドレスおよび ホスト名を /etc/cluster/rhosts ファイルに追加する必要があります。

すべてのディスクを構成して電源をオンにし、 AIX オペレーティング・システム内の他のノードへの通信パスを構成すると、 PowerHA SystemMirror は物理構成と論理構成に関する情報を自動的に収集します。 この情報は、対応する SMIT ピック・リストに表示されます。

PowerHA SystemMirror は、クラスター・ノード上で構成されているすべてのインターフェースをクラスター通信およびモニターに使用します。 構成されているすべてのインターフェースが、クラスター IP アドレスの高可用性を保持するために使用されます。

PowerHA SystemMirrorをインストールした後、 PowerHA SystemMirror クラスターを作成する前に、 /etc/inetd.conf ファイルで以下の Cluster Aware AIX (CAA) 項目がコメント化されていることを確認します。
caa_cfg stream tcp6 nowait root /usr/sbin/clusterconf 
clusterconf >>/var/adm/ras/clusterconf.log 2>&1
AIX 7.3以降、 /etc/inetd.conf ファイルの CAA 項目は既にコメント化されています。 PowerHA SystemMirror のインストール時に、 /etc/inetd.conf ファイル内のこの CAA エントリーは、以下のリリースではコメント化されています。
  • PowerHA SystemMirror バージョン 7.2.3 SP6 以降
  • PowerHA SystemMirror バージョン 7.2.4 SP4 以降
  • PowerHA SystemMirror バージョン 7.2.5 SP2 以降
  • PowerHA SystemMirror バージョン 7.2.6

上記のバージョンより前のバージョンの PowerHA SystemMirror で AIX 7.3 がインストールされている場合、CAA 項目は自動的にはコメント化されません。 /etc/inetd.conf ファイル内の CAA 項目を手動でコメント化する必要があります。

CAA 項目のコメントを外すには、クラスターを作成する前に、クラスターのすべてのノードで以下のコマンドを実行します。
chsubserver -a -r inetd -v caa_cfg -p tcp6