IBM Cloud プロバイダー・サービスの追加

IBM Cloud Cost and Asset Management (ICCAM) に IBM® Cloud サービス・プロバイダー・アカウントを追加すると、このプロバイダーのクラウド・アカウントに接続できるようになります。 ICCAM で IBM Cloud サービスをセットアップするには、最初に読み取り専用ユーザー・ポリシーを作成し、次に IBM Cloud 資格情報をシステムに入力します。

ICCAM で IBM Cloud サービスのセットアップを開始する前に、以下のステップを実行します。

  1. ICCAM ユーザーをセットアップします。
  2. CAM_Admin または IT Infrastructure & Operations Manager (ITIO) ユーザー・ロールを取得します。
  3. すべての ICCAM および IBM Cloud API 資格情報を使用可能にします。

IBM Cloud で必要になる資格情報と読み取り専用ポリシーを、以降のセクションにリストします。

IBM Cloud アカウントのセットアップ

請求アカウントおよび資産アカウント用の読み取り専用ユーザー・ポリシーを作成するには、以下のステップを実行します。

  1. SoftLayer ポータルの「権限 (Permission)」ページに移動し、要約の表示権限を備えたユーザーを作成します。 この権限を持っていると、資産、請求、および使用状況のデータをシステムから取得できるようになります。 この権限を有効にするには、以下のようにします。

    a. 「アカウント」タブにナビゲートします。

    b. 「アカウント要約の表示 (View Account Summary)」をクリックします。

    c. デバイス権限について、「デバイスの権限 (Device Permissions)」を選択して、すべての現行デバイスおよび将来作成されるすべての新規デバイスをプルダウンする権限を付与します。 この権限により、資産情報をプルダウンできるようになります。

  2. IBM Cloud ユーザー名、API 鍵、アカウント ID を取得します。

  3. 予算単位の予算情報を収集します。

IBM クラウド資格情報の入力

IBM Cloud 資格情報をシステムに入力するには、以下のステップを実行します。

  1. CAM_Admin または ITIO のユーザー・ロールを使用してシステムにログインし、「設定」>「プロバイダーおよびアカウント」画面にナビゲートします。
  2. 画面の右上隅にある「アカウントの追加」をクリックします。 「アカウントの追加」画面が表示されます。
  3. Softlayer (IBM Cloud) をクリックして選択します。 「アカウントの追加」画面が最新表示され、請求アカウント名および請求 API の資格情報を追加できるようになります。
  4. 以下の IBM Cloud 資格情報を入力します。
    • 請求アカウント名
    • ユーザー名
    • API 鍵
  5. 「接続」をクリックしてアカウントを追加します。あるいは、「キャンセル」をクリックして、保存せずにページを去ります。
  6. 「基本情報」ページおよび「資産アカウント」ページで情報を入力します。
  7. 完了したら、「資産アカウントの接続」をクリックします。

    注: アカウント資格情報を入力すると、アカウントの通貨がシステムによってチェックされます。 通貨が指定の企業の通貨ではない場合、換金レートを入力するよう求められます。