SAP システムでの ABAP トランスポートのインポート
Advanced Business Application Programming (ABAP) トランスポート要求をインポートした SAP システムごとに 1 つの SAP エージェントをインストールして、SAP システムでのデータ収集をサポートすることができます。
始める前に
SAP システムで ABAP トランスポートをインポートする前に、次の前提条件が満たされていることを確認してください。
- 製品のトランスポート要求をインポートするには、R3trans バージョン 01.07.04 以降が必要です。これは、Dynpro、Export、および Import の各テーブルが非互換であるためです。エージェントの基本操作は、Dynpro と、Export と Import の非互換性による影響を受けず、SAP 構成ウィンドウのみが影響を受けます。
- Solution Manager システムをモニターするには、MAI 構成が使用可能なクライアント上に確実に SAP エージェント V7.1.1 トランスポートをインポートする必要があります。PI システムの機能を表示するには、PI 構成が使用可能なクライアント上の PI システムに SAP エージェント V7.1.1 トランスポートをインポートします。
- SLM サブノードの下のグループ・ウィジェットでデータを表示するには、PI および Solution Manager 用の MAI 構成を完了する必要があります。
また、「BPM アラート」グループ・ウィジェットにデータを表示できるようにするために、ビジネス・プロセス・モニタリングも構成する必要があります。「最新のクリティカルおよび優先度の高いアラート」グループ・ウィジェットのデータを表示するには、以下の構成を行います。
- Solution Manager 7.1 で、SOLMAN_SETUP トランザクションを実行して「システム・モニタリング」を選択し、Third-Party Component をアクティブ化または有効化し、「実装: アラート対応用の BADI 定義 (Implementation: BADI Definition for Alert Reactions)」とサード・パーティー・コネクターを追加します。
- スコープ・フィルターを「すべてのアラートおよびメトリック (All Alerts and Metrics)」に設定します。
- 実装状態が「アクティブ」であることを確認します。
必要な SAP サービス・パック・レベルのリストなどについて詳しくは、次の Online Service System (OSS) ノートを参照してください。- OSS ノート 454321
- OSS ノート 330267
- OSS ノート 743155
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SAP システムをモニターするために、SAP エージェントは SAP 統計データを必要とします。SAP 7.0 システムで、SAP システム時間帯を設定して、オペレーティング・システムの時間帯を突き合わせる必要があります。 これにより SAP 統計が正しいタイム・スタンプで収集されます。 同様に、SAP エージェントがデータを収集できるように、SAP エージェントの SAP システム時間帯を更新します。この問題について詳しくは、SAP ノート 926290 を参照してください。