IBM Performance Management on Cloud

フォワード・プロキシーを使用して通信するためのエージェントの構成

ご使用のファイアウォール・ルールで外部ホストへの透過的アウトバウンド HTTPS 接続が許可されていない場合は、トラフィックをフォワード・プロキシーに送信するように IBM® モニター・エージェントを構成できます。KDH_FORWARDPROXY 環境変数を編集して、エージェントがフォワード・プロキシーを介して通信するように構成します。

始める前に

ご使用のエージェントが接続する Performance Management on Cloud データ・センターの IP アドレスを確認するには、データ・センターの IP アドレス を参照してください。その後、ファイアウォール・ルールを調整して、確認した IP アドレスにフォワード・プロキシーから要求を送信できるようにしてください。

openssl コマンドを使用すると、エージェントがインストールされているコンピューター・システムが、Performance Management on Cloud データ・センターの各サーバーと接続できるかどうかを確認することができます。このコマンドの結果、接続できないことが示された場合は、フォワード・プロキシーをセットアップする必要がある場合があります。エージェントの接続性をテストするには、openssl コマンドを以下の例に示すように実行します。
openssl s_client -connect
<domain-name>:443
CONNECTED (00000003)

ここで、 domain-namePerformance Management on Cloud のサブスクリプションのドメイン名 (例: 8b68ba1b9.agents.na.apm.ibmserviceengage.com) であり、CONNECTED (00000003) は接続を確立できる場合の応答です。
サブスクリプションのドメイン名を調べるには、以下の手順を実行します。
  1. テキスト・エディターで、以下のエージェント環境構成ファイルを開きます。

    Linux または AIX/opt/ibm/apm/agent/config/global.environment

    Windows
install_dir¥TMAITM6_x64¥KpcENV (64 ビットの Windows システムの場合)、または install_dir¥TMAITM6¥KpcENV (32 ビットの Windows システムの場合)。ここで、pc はエージェントの製品コードを示します。

    製品コードのリストについては、エージェント・コマンドの使用を参照してください。

  2. IRA_ASF_SERVER_URL 変数を探します。この値は、https://domain-name/ccm/asf/request の形式になっています。openssl コマンドでは、この値のドメイン名の部分を使用します。

このタスクについて

フォワード・プロキシーが使用された場合、エージェントは最初にそのプロキシーとの TCP 接続を開きます。エージェントは、HTTP CONNECT 要求、およびターゲット・エンドポイント (Performance Management サーバー) の URL をフォワード・プロキシーに送信します。次に、フォワード・プロキシーがターゲット・エンドポイントとの間に TCP 接続を確立し、エージェントと Performance Management サーバーとの間の HTTPS トンネリング・セッションをセットアップします。

HTTP CONNECT は、フォワード・プロキシーを使用している場合にのみ使用され、エージェントがフォワード・プロキシーを使用して TLS チャネルをトンネルできるようにします。

図 1. フォワード・プロキシー使用時の接続図
フォワード・プロキシー使用時の接続図。HTTPS 通信は、Performance
Management on Cloud サーバーに使用されます。HTTP 通信または HTTPS 通信は、オンプレミス・サーバーに使用できます。
エージェントはファイアウォールおよびフォワード・プロキシーを介してサーバーと通信します。

モニター・エージェントはプロキシーの認証はサポートしていません。つまり、エージェントは、構成されているプロキシー・ユーザー ID およびパスワードを使用することによる、フォワード・プロキシーへのログオンはサポートしていません。

手順

  1. テキスト・エディターで、以下のエージェント環境構成ファイルを開きます。

    Linux または AIXinstall_dir/config/global.environment ファイル。ここで、install_dir はエージェントのインストール済み環境のホーム・ディレクトリーです。global.environment ファイルで、インストール・ディレクトリーにあるすべてのエージェントの構成を行います。

    .global.environment ファイル内のカスタマイズされた設定は、エージェントのアップグレード後に失われます。設定した値を保持するには、global.environment ファイルでカスタマイズ変更を行います。このファイル内の設定値は、エージェントのアップグレードによって上書きされません。

    Windows
install_dir¥TMAITM6_x64¥KpcENV ファイル (64 ビット・エージェントの場合) または install_dir¥TMAITM6¥KpcENV ファイル (32 ビット・エージェントの場合)。ここで、pc はエージェントの製品コードを示します。エージェントごとに KpcENV ファイルを構成します。

    製品コードのリストについては、エージェント・コマンドの使用を参照してください。

  2. KDH_FORWARDPROXY 環境変数を編集して、プロキシーのアドレスとポートを指定します。
    KDH_FORWARDPROXY=http://proxy-address:proxy-port-number
    例えば、次のようにします。
    KDH_FORWARDPROXY=http://HostA:8085
  3. エージェントを再始動して変更内容を実装します。エージェント・コマンドの使用を参照してください。