トランザクション・トラッキング・データまたは診断データの収集によってシステム・パフォーマンスが影響を受ける場合は、パフォーマンスを向上させるために、収集データのサンプリングを有効にすることができます。
このタスクについて
トランザクション・トラッキング・データおよび診断データの収集が原因でシステム・パフォーマンスに悪影響が及ぶ場合は、サンプリングによって定期的にデータを収集するようにデータ・コレクターを構成することができます。サンプリングが有効になっている場合、データ・コレクターはすべての要求でデータを収集するのではなく、いくつかの要求ごとにデータを収集します。サンプリング・レートは、DotNetProfilerService プロセスの CPU 使用率に応じて動的に変更できます。
注意:
ただし、サンプリングによりシステム・リソースは節約できるものの、サンプリングされたデータでは問題を診断するのに非効率な可能性があります。データ・サンプリングを有効にすると、トランザクション・トラッキング・トポロジーが破損したり失われたりするおそれがあります。したがって、データ・サンプリングは、パフォーマンスへの影響が深刻な場合にのみ有効にしてください。
手順
トランザクション・トラッキング・データおよび診断データの収集でサンプリングを有効にするには、以下の手順を実行します。
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以下のディレクトリーに移動します。
install_dir¥qe¥config
ここで、install_dir は Microsoft .NET エージェント のインストール・ディレクトリーです。
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テキスト・エディターで、
dotNetDcConfig.properties.inactive ファイルを開きます。
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ファイル内で以下のパラメーターを設定します。
- bci_dc.sampling.Enabled
- データ・コレクターでトランザクション・トラッキング・データおよび診断データを定期的に収集するかどうかを指定します。有効な値は、true および false です。
- bci_dc.sampling.base
- データ・サンプリングのベースを指定します。有効な値は正数です。例えば、bci_dc.sampling.base パラメーターの値を 10 に設定すると、要求 10 件ごとにデータ・コレクターがトランザクション・トラッキング・データおよび診断データを収集します。サンプリング・レートは、10 個の要求につき 1 つ (10%) です。つまり、データ・コレクターは、1 番目、11 番目、21 番目、31 番目 (以下、10 個ごと) の要求のデータを収集します。
- bci_dc.dynamic.sampling
- サンプリング・レートが定数か動的かを指定します。有効な値は、on および off です。bci_dc.dynamic.sampling パラメーターの値を on に設定すると、サンプリング・レートが bci_dc.dynamic.max_cpu_usage パラメーターの値に従って動的に調整されます。
- bci_dc.dynamic.max_cpu_usage
- DotNetProfilerService プロセスの CPU 使用率のしきい値を指定します。DotNetProfilerService プロセスの CPU の使用率が指定値の 110% を超えると、サンプリング・レートは低下します。CPU 使用率が指定値の 90% より減少すると、サンプリング・レートは増加します。
有効な値の範囲は、1 から 100 です。
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dotNetDcConfig.properties.inactive ファイルを保存して閉じます。
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以下のコマンドを実行して変更内容をアクティブ化します。
install_dir¥qe¥bin¥configdc.exe activateconfig
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.NET アプリケーションを再始動して、変更を有効にします。