コマンドの戻りコードのモニター

コマンドの戻りコード を使用してアプリケーションまたはシステムをモニターするためのデータ・ソースを定義できます。エージェントは、コマンドを実行し、戻りコードを収集し、可用性データ・セットに結果を追加します。

このタスクについて

ユーザー作成のスクリプト、実行可能ファイル、照会、システム・コマンドは、コードを返すことができます。コマンドの戻りコードは、アプリケーション固有のメカニズムであり、アプリケーションまたはモニター対象のシステムが使用可能であるかどうかを判別します。エージェントが、指定されたコマンドを実行し、戻りコードを調べてアプリケーションまたはモニター対象のシステムの状態を判別します。

コマンドは、記述する状態ごとに固有の戻りコードを表示する必要があります。コマンドは、それらの各戻りコードについてエージェントが使用するメッセージを定義する必要もあります。ユーザー作成のスクリプト、実行可能ファイル、照会、またはシステム・コマンド内では、コマンドは環境変数および構成変数を使用できます。 コマンドは、コマンドのコマンド行呼び出しでは環境変数および構成変数を使用できません。ただし、 AGENT_BIN_DIRAGENT_ETC_DIRAGENT_LIB_DIRCANDLE_HOMECANDLEHOME を除きます。

手順

  1. 「エージェントの初期データ・ソース」ページまたは「データ・ソース・ロケーション」ページで、「データ・カテゴリーのモニター」領域の「コマンドまたはスクリプト」を選択します。
  2. 「データ・ソース」域で、「コマンドの戻りコード」をクリックします。
  3. 「次へ」をクリックします。
  4. 「コマンドの戻りコード」ページの「コマンドの戻りコード情報」域に表示名を入力します。
  5. コマンド戻りコードで使用するコマンド行を定義し、記述するには、以下のサブステップを実行します。
    注: エージェントによってサポートされるオペレーティング・システムごとにコマンドを定義してください。コマンドは共有可能ですが、すべてのコマンドに対応するオペレーティング・システムの集合全体が、エージェントがサポートしているオペレーティング・システムの集合と同じになっている必要があります。
    1. 「コマンドの戻りコード」ウィンドウの「コマンド」領域で「追加」をクリックし、「コマンド情報」ウィンドウを開きます。
    2. コマンド行を入力して、「コマンド情報」ウィンドウの「オペレーティング・システム」域に表示されたリストからオペレーティング・システムを選択します。
      注:
      1. Windows コマンドの場合は、コマンドの完全な名前を入力する必要があります。例えば、command_to_run のみではなく、command_to_run.bat と入力する必要があります。
      2. コマンド・インタープリターによる構文解析が行われないように、名前は引用符で囲んでください。例えば、this is a test.batargument と入力します。this is a test.bat argument とは入力しないでください。
      3. コマンドをクリックして「編集」をクリックすると、そのコマンドを変更することができ、「削除」をクリックするとそのコマンドを削除することができます。
    3. 「コマンド情報」ウィンドウの「戻りコード」域で「追加」をクリックします。
    4. 「戻りコード定義」ウィンドウに表示されたリストから、戻りコードのタイプを選択します。

      テスト戻りコードに以下の状態を割り当てることができます。

      • ALREADY_RUNNING
      • DEPENDENT_NOT_RUNNING
      • GENERAL_ERROR
      • NOT_RUNNING
      • OK
      • PREREQ_NOT_RUNNING
      • WARNING

    5. 選択した戻りコード・タイプに対応する数値を入力してください。
      戻りコード値は、コマンド戻りコードに関して定義された戻りコードを指定する整数です。 オペレーティング・システム間での移植性を 考慮して、0 から 255 の戻りコード値を使用してください。Windows のみで実行するコマンドの場合は、戻りコードの値を -2147483648 から 2147483647 までにすることができます。
    6. それぞれの戻りコードごとにメッセージを定義して、メッセージとコードを一緒に表示できるようにします。「参照」をクリックして、メッセージ・テキストをセットアップします。
      メッセージ・ウィンドウには、エージェントで定義されたメッセージがリストされます。「メッセージ」(リスト) ウィンドウが開きます。
      注:
      1. 「参照」をクリックする代わりに、以前に入力したテキストをメッセージ・テキストのリストで選択することにより、そのテキストを指定できます。その後は、 ステップ 5k に進んでください。
      2. メッセージを定義するまで、リストはブランクになっています。 「編集」を使用すると定義済みメッセージを変更することができ、「削除」を使用すると定義済みの 1 つ以上のメッセージを削除することができます。
    7. 「メッセージ」(リスト) ウィンドウで、「追加」をクリックします。
      「メッセージ定義」ウィンドウが開きます。
      注: メッセージ ID は自動的に生成されます。
    8. 「メッセージ・テキスト」フィールドに、新規メッセージの意味を示すテキストを入力します。
    9. 「OK」をクリックします。
      メッセージ」(リスト) ウィンドウが開き、新規メッセージが表示されます。
    10. メッセージを確認して永続させるためには、リストからそれを選択して「OK」をクリックします。
      「戻りコードの定義」ウィンドウに、新しい戻りコードのタイプ、値、およびテキストが表示されます。
    11. このコマンドの戻りコードについて、他のオペレーティング・システムにおける他のコマンドでもこの戻りコードを使用できるようにする場合は、「グローバル戻りコードをすべてのコマンドに適用する」を 選択します。この戻りコードをこのコマンドのみで使用できるようにする場合は、 「ローカル戻りコードをこのコマンドにのみに適用する」が 選択されたままにします。
    12. 「戻りコードの定義」ウィンドウで「OK」をクリックします。
    13. 少なくとも 2 つの戻りコードを定義してから、「コマンド情報」ウィンドウを終了します。戻りコードの 1 つは可用性の問題がないことを示すもの、もう 1 つは問題が発生したかどうかを示すものです。別の戻りコードを追加する場合は、 ステップ c に戻ります。
    14. オプション: エージェントが実行する 1 つ以上のスクリプトまたは実行可能ファイルを選択する場合は、「コマンド情報」ウィンドウの「コマンド・ファイル」領域で「追加」をクリックします。
      このファイルは、scripts/operating system の下にあるエージェントのプロジェクト・フォルダーにコピーされます。operating system は、「コマンド情報」ウィンドウの「オペレーティング・システム」 領域で選択した内容に応じた変数です。これらのファイルは、エージェントを使用してパッケージ化され、配布されます。既存のコマンド・ファイルの定義を編集したり、プロジェクトへのコピー後に元のコマンド・ファイルの定義を編集したりするには、ファイルを選択して「編集」をクリックします。コマンド・ファイル定義の編集 を参照してください。
    15. 「コマンド情報」ウィンドウで「OK」をクリックします。
      注: コマンド・ファイル・テーブルには、エージェント・パッケージに含めるすべての外部ファイルが定義されています。 これらのファイルはプロジェクト・ディレクトリーにコピーされ、エージェントと一緒にパッケージ化されて配布されます。
  6. まだ定義していない戻りコードがある場合は、コマンド戻りコードで使用できるグローバル戻りコードを定義し、記述します。
    1. コマンドの戻りコード」ページの「グローバル戻りコード」領域で「追加」をクリックします。
      注: ここで定義した戻りコードはグローバルです。 つまり、コマンド戻りコード用に定義されたすべてのコマンドに適用される戻りコードです。(コマンドの戻りコードの間では 共有されません)。また、コマンド情報を入力するときに戻りコードを定義することもできます。ここで定義した戻りコードは、 グローバルにすることもローカルにすることもできます。ローカルな戻りコードは、 このコマンドだけに適用されます。この階層は、戻りコードが全オペレーティング・システムを通じて同じである場合に役立ちます。(例えば、戻りコード 0 は、すべてが正常に機能していることを意味します。グローバル・レベルでこのように定義しておくと、定義済みのすべてのコマンドで 0 がそのように解釈されます。) 他のどのオペレーティング・システムでも 5 が返されない場合は、戻りコード 5 を Windows コマンドにのみ定義することができます。既にグローバル・レベルで定義した戻りコードをローカル・コマンド・レベルで定義した場合は、コマンド・レベルのものが使用されます。この方法により、特定のオペレーティング・システムの戻りコードをオーバーライドすることができます。例えば、すべての UNIX オペレーティング・システムでは戻りコード 2 がある状態を表し、Windows では戻りコード 2 が違う状態を表すとします。この場合には、戻りコード 2 を、UNIX オペレーティング・システムで予期されるものとして、まずグローバル・レベルで定義します。次に、Windows のコマンドで、戻りコード 2 を Windows での意味に再定義できます。
    2. 戻りコード定義」ウィンドウに表示されたリストから、戻りコードのタイプを選択します。

      テスト戻りコードに以下の状態を割り当てることができます。

      • ALREADY_RUNNING
      • DEPENDENT_NOT_RUNNING
      • GENERAL_ERROR
      • NOT_RUNNING
      • OK
      • PREREQ_NOT_RUNNING
      • WARNING
    3. 選択した戻りコード・タイプに対応する数値を入力してください。戻りコード値は、コマンド戻りコードに関して定義された戻りコードを指定する整数です。
    4. 「参照」をクリックして、メッセージ・テキストとそれに関連付ける意味をセットアップします。それぞれの戻りコードごとにメッセージを定義して、メッセージとコードを一緒に表示するようにする必要があります。

      「メッセージ」ウィンドウには、エージェントで定義されたメッセージがリストされます。

      注:
      1. メッセージを定義するまで、リストはブランクになっています。 「編集」を使用して定義済みメッセージを変更することができ、また、「削除」を使用して定義済みの 1 つ以上のメッセージを削除することができます。
      2. 「参照」をクリックする代わりに、 以前に入力したテキストを「メッセージ・テキスト」リストで選択することができます。その後は、 ステップ 6h に進んでください。
    5. 「メッセージ」(リスト) ウィンドウで「追加」をクリックして、「メッセージ定義」ウィンドウを表示します。このウィンドウで、新規メッセージの意味を示すテキストを入力できます。
    6. 「OK」をクリックします。
    7. メッセージ」(リスト) ウィンドウが開き、新規メッセージが表示されます。メッセージを確認して永続させるためには、リストからそれを選択して「OK」をクリックします。
    8. 新しいテキスト、タイプ、および値が「戻りコードの定義」ウィンドウに表示されたら 、「OK」をクリックします。
    9. 「コマンドの戻りコード」ページで、サポートされるすべてのオペレーティング・システムについて戻りコードおよびコマンドの定義が完了したら、以下のいずれかのステップを実行します。
      • 新規エージェント・ウィザードを使用している場合は「次へ」または「終了」をクリックして、データ・ソースを保存し Agent Editor を開いてください。
      • 新規エージェント・コンポーネント・ウィザードを使用している場合は、 「完了」をクリックして Agent Editor に戻ります。

次のタスク

このデータ・ソースのデータを IBM® Cloud Application Performance Management の要約ダッシュボードで使用するには、フィルタリングされたデータ・セット (属性グループ) を可用性データ・セットに基づいて作成し、そのデータ・セットを単一行を生成するデータ・セットとして構成する必要があります。 プロセス用の行を選択するには、「名前」フィールドを使用します。

新しいフィルタリング属性グループで「状況」フィールドを選択し、重大度の値を指定してください。