GLM 反復測定のオプション

このダイアログ・ボックスで、オプションの統計を選択することができます。統計量は、固定効果モデルを使用して計算されます。

「推定周辺平均」。セルにおける母集団周辺平均の推定値が必要な因子と交互作用を選択します。これらの平均は共変量 (存在する場合) に対して調整されます。被験者内因子と被験者間因子の両方を選択できます。

  • 主効果の比較: 被験者間因子と被験者内因子の両方について、モデル内の主効果に対する推定周辺平均間で無修正のペアワイズ比較を行います。この項目は、「平均値の表示」リストで主効果を選択した場合にのみ使用できます。
  • 「信頼区間の調整」。最小有意差 (LSD)、Bonferroni、または Sidak の信頼区間と有意性に対する調整を選択します。この項目は、「主効果の比較」が選択されている場合にのみ使用できます。

「表示」「記述統計」を選択すると、すべてのセルにおけるすべての従属変数の観測平均値、標準偏差、および度数が生成されます。「効果サイズの推定値」では、各効果および各パラメーター推定値の偏イータ 2 乗値が示されます。イータの 2 乗統計量は、因子に起因する総変動の比率を記述するものです。観測値に基づいて対立仮説を設定する際に検定力を取得するには、「観測検定力」を選択します。パラメーター推定値、標準誤差、t 検定、信頼区間、および各検定の観測検定力を生成するには、「パラメータ推定値」を選択します。仮説、誤差「SSCP 行列」「残差 SSCP 行列」に加え、残差分散共分散行列の Bartlett の球面性検定を表示することができます。

「等分散性の検定」では、被験者間因子の場合にのみ、被験者間因子のレベルの組み合わせ全体の従属変数ごとに、Levene の等分散性検定を行います。この等分散性の検定には、被験者間因子のすべてのレベルの組み合わせにおける従属変数の共分散行列の等分散性に関する Box の M 検定も含まれます。レベルと広がりの図および残差プロットのオプションは、データに関する仮定の確認に役立ちます。この項目は、因子が存在しない場合は無効になります。各従属変数について、標準化された残差による予測値で観測された値のプロットを作成するには、「残差プロット」を選択します。このようなプロットは、分散が等しいという仮定を調べる場合に役立ちます。従属変数と独立変数との関係がモデルで適切に記述できるかどうかを確認するには、「不適合度検定」を選択します。「一般の推定可能関数」を使用すると、一般推定可能関数に基づくカスタム仮説検定を構成することができます。任意の対比係数行列における行は、一般推定可能関数の線型結合です。

有意水準: その後の検定で使用される有意レベルと、信頼区間を構成するために使用される信頼度レベルを調整できます。指定された値は、検定の観測検定力の計算にも使用できます。有意レベルの指定時に、信頼区間の関連レベルがダイアログ・ボックスに表示されます。

GLM 反復測定のオプションの指定

この機能を使用するには、Advanced Statistics オプションが必要です。

  1. メニューから次の項目を選択します。

    「分析」 > 「一般線型モデル」 > 「反復測定...」

  2. 因子を定義します。
  3. 「反復測定」ダイアログ・ボックスで、「オプション」をクリックします。

特定の因子と交互作用の推定周辺平均と、他の有用な統計を要求できます。