考慮事項
シスプレックス結合データ・セットを計画するときは、XCF および CFS の両方のグループを考慮する必要があります。 特に VTAM® の XCF グループの場合は、PATHIN および PATHOUT の MAXMSG パラメーターを適切に調整して、バッファーなし状態の回数を最小限に抑える必要があります。 MAXMSG の調整が不適切な場合、予期しない XCF の障害 (INOP) が発生する恐れがあります。 詳細については、z/OS MVS シスプレックスのセットアップを参照してください。
以下の説明は、MVS™ シスプレックス内にカップリング・ファシリティー構造を必要とするすべての VTAM 機能および TCP/IP 機能に適用されます。総称リソース機能、マルチノード持続セッション機能、シスプレックス・ポート機能、またはシスプレックス・ワイド・セキュリティー・ アソシエーション機能の使用を計画している場合は、各機能ごとにカップリング・ファシリティー構造が必要です。
- MVS カップリング・ファシリティーが提供するハードウェアおよびソフトウェアでは、複数の MVS システムにまたがった高速共用ストレージをサポートし、MVS オペレーティング・システムの複数のコピーまたはイメージを提供し、作業が並行して行われるようにしています。
- シスプレックス環境には、アクティブのカップリング・ファシリティー・リソース管理 (CFRM) ポリシーが必要です。
CFRM ポリシーは、複数のサブシステムで共用できるカップリング・ファシリティー・リソースをインストールが管理する方法を定義します。 CFRM ポリシーの作成、アクティブ化、および変更の方法について詳しくは、「z/OS MVS シスプレックスのセットアップ」を参照してください。
CFRM ポリシー情報はシスプレックスで使用されるカップリング・ファシリティーを説明し、 各カップリング・ファシリティー内で必要な構造サイズと割り振りの要件を説明します。
- 使用する各カップリング・ファシリティー構造を、シスプレックスのアクティブ CFRM ポリシーで定義する必要があります。 サブプレックス化を使用する場合は、CFRM ポリシーで指定される構造名に、サブプレックス・サフィックスが含まれている必要があります。 シスプレックス内にあるときのタイプごとに、複数の構造の定義 (CFRM ポリシーを使用して) が必要になる場合があります。 CFRM のコーディング例については、サンプル CFRM コーディングを参照してください。
- CFRM ポリシーでカップリング・ファシリティー構造を定義するときは、この構造のために 割り振るカップリング・ファシリティー・ストレージの量を指定します。 必要なストレージの量を決定するための説明については、カップリング・ファシリティー構造のサイズを決定するを参照してください。
- カップリング・ファシリティーを使用するすべての VTAM 機能および TCP/IP 機能は、単一のタイプの障害が発生したときにはデータ保全性を維持するように設計されていますが、異なったタイプが同時に発生する障害の処理は保証されていません。例えば、VTAM ノードとカップリング・ファシリティー構造との障害が同時に発生すると、データは失われます。
そのためカップリング・ファシリティーを (例えば、同じ電源を共用しないようにするなどして) VTAM ノードから隔離
する必要があります。
同様に、同じ構成内の複数のカップリング・ファシリティーは、お互いに隔離させておく必要があ ります。 構成内に複数のカップリング・ファシリティーが存在する場合は、アクティブの構造が含まれる カップリング・ファシリティーに障害が発生した時点で新しい構造を作成できます。 また、構造に対するリンク障害が発生したら、構造を新しいカップリング・ファシリティーに移動し、構成内のすべての VTAM ノードがアクセスできるようにすることができます。