zFS for z/OS バージョン 2 リリース 3 (V2R3) の変更の要約
新規
- ヘルス・チェック ZFS_VERIFY_COMPRESSION_HEALTH が追加されました。これは、圧縮されたファイル・システムが存在している場合にすべてのユーザー・キャッシュ・ページが zEDC Express サービスに登録されているかどうかを検査します。このヘルス・チェックについて詳しくは、「IBM Health Checker for z/OS ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
- 追加された内容は z/OS V2R3 での zFS の新機能または変更点です。
- 追加された内容は z/OS V2R3 に必要な APAR の適用です。
- 以前のリリースで欠落していたサブコマンドが pfsctl セクションに追加されました。pfsctl (BPX1PCT)にある pfsctl の API の要約に関する表を参照してください。
- zfsadm define コマンドまたは Define Aggregate API を使用して z/OS V2R3 システム上に作成された VSAM 線形データ・セットは、マウントする前にフォーマットする必要がありません。IDCAMS を使用して VSAM 線形データ・セットを定義し、ZFS キーワードを使用した場合も、マウントする前にフォーマットする必要がありません。アグリゲートがマウント時にフォーマットされる際に、すべてのフォーマット・オプションのデフォルト値が使用されます。IOEFSPRM format_aggrversion オプションが指定されていない場合、デフォルトでは、バージョン 1.5 のアグリゲートが作成されてマウントされます。
- -format_perms オプションがzfsadm configおよびzfsadm configqueryに追加されました。
- 新規の構成オプション format_perms が IOEFSPRM 構成ファイルに追加されました。IOEFSPRMを参照してください。
- 2 つの新規のサブコマンド Query format_perms(267) および Set format_perms(266) が追加されました。pfsctl (BPX1PCT)にある pfsctl の API の要約に関する表の ZFSCALL_CONFIG セクションを参照してください。
- zFS で DFSMS アクセス方式の暗号化を使用してファイル・システム・データを暗号化するためのサポートが追加されました。
zEDC 圧縮方式を使用してファイル・システム・データを圧縮するためのサポートも追加されました。新規ファイル・システムを定義およびフォーマットして、そこに追加されるすべてのデータを自動的に暗号化または圧縮、あるいは暗号化かつ圧縮するようにすることが可能です。詳しくは、zFS ファイル・システム・データの暗号化および圧縮 を参照してください。
- 以下の新規のコマンドが追加されました。
- 以下のコマンドに新規オプションが追加されています。
- 以下の新規 API が追加されました。
- 以下の API が更新されました。
- 新規の zFS QUERY レポートが追加されました。COMPRESSを参照してください。
- VM レポートの内容が更新されました。サンプル・レポートについては、VMを参照してください。
- 新規の処理オプション (edc_buffer_pool、format_compression、format_encryption、および long_cmd_threads) が IOEFSPRM 構成ファイルに追加されました。edc_fixed オプションが user_cache_size に追加されました。IOEFSPRMを参照してください。
- 関連する VSAM データ・セットからスペースを解放することで、zFS アグリゲートのサイズを削減できます。
- 新規のコマンド zfsadm shrink が追加されました。zfsadm shrinkを参照してください。
- 新規 API が追加されました。Shrink Aggregateを参照してください。この API には、新規サブコマンド命令コード (266) を使用してアクセスできます。
- 新規セクションが追加されました。互換モード・アグリゲートのサイズの縮小を参照してください。
- ファイル・システムをアンマウントしてから再マウントするオーバーヘッドなしで、aggrfull や aggrgrow などの特定の共通マウント・オプションを動的に変更できます。
- 新規のコマンド zfsadm chaggr が追加されました。zfsadm chaggrを参照してください。
- 新規 API が追加されました。Change Aggregate Attributesを参照してください。この API には、新規サブコマンド命令コード (160) を使用してアクセスします。pfsctl (BPX1PCT)にある pfsctl の API の要約に関する表を参照してください。
- システム・プログラマーは、適切な権限を備えていれば、ファイル・システムをマウントしたままで、損傷したファイル・システムを修復するために、zFS アグリゲートのオンライン・サルベージを開始できます。
- 新規のコマンド zfsadm salvage が導入されました。zfsadm salvageを参照してください。
- 新規 API が追加されました。Salvage Aggregateを参照してください。この API には、新規サブコマンド命令コード (155) を使用してアクセスします。pfsctl (BPX1PCT)にある pfsctl の API の要約に関する表を参照してください。
- zfsadm コマンドに新規オプション -trace が追加されました。IOEFSPRM データ・セットに対する READ 権限が不要になったため、該当するコマンドの特権セクションが更新されました。
- zFS が、システム管理機能 (SMF) のファイル・システム・イベント、パフォーマンス・データ、およびファイル・システムごとの統計を記録できます。SMF レコードを使用したアクティビティーに関するレポート作成を参照してください。新規オプション -smf_recording が 2 つのコマンドに追加されました。 smf_recording 処理オプションが IOEFSPRM 構成ファイルに追加されました。IOEFSPRMを参照してください。
- 以下のセクションが更新され、新規 bpxwmigf シェル・コマンドに関する情報が含まれるようになりました。
変更
- V2R3 より前では、ユーザー・データはデータ・スペース で保持されていました。V2R3 では、データは、キャッシュ・スペース と呼ばれるメモリー・チャンクに保持されるようになっています。
- 特権ユーザーは、少なくとも VSAM 線形データ・セットに対する UPDATE 権限を備えていない限り、フォーマットできなくなりました。特権ユーザーとは、UID 0 であるか、z/OS UNIIXPRIV クラスの SUPERUSER.FILESYS.PFSCTL リソースに対する READ 権限を備えているユーザーです。この変更を反映するために各種更新が行われました。
- サービス・レベルに対してリリース更新が行われました。サービス・レベルの判別を参照してください。
- IOEFSPRM 構成ファイルの romount_recovery オプションのデフォルトが OFF から ON に変更されました。IOEFSPRMを参照してください。
- format_aggrversion オプションのデフォルトが 4 から 5 に変更されました。
- change_aggrversion_on_mount オプションのデフォルトが OFF から ON に変更されました。
- zfsadm fsinfo コマンドおよび MODIFY FSINFO コマンドに、新規所有者状況値、新規選択基準、および長期実行管理オプションのための進行標識が追加されました。
- F ZFS,QUERY,KNPFS 出力が更新されました。KNを参照してください。
- V2R2 で、APAR OA49516 が使用可能になりました。適用すると、IOEFSPRM で honor_syslist オプションを使用して、zFS 所有権移動を制御できます。zfsadm config および zfsadm configquery を使用して、honor_syslist オプションを動的に照会および変更できます。
V2R3 で、以下の変更が行われました。
- zFS 所有者の動的な移動が更新され、zFS が常に AUTOMOVE の指定を使用して zFS 所有権をシスプレックス・メンバーのサブセットに制限することが示されるようになりました。
- IOEFSPRMが更新され、honor_syslist がサポートされなくなったことが示されるようになりました。指定された場合、受け入れられますが、使用されません。
- zfsadm configが更新され、-honor_syslist オプションがサポートされなくなったことが示されるようになりました。指定された場合、受け入れられますが、使用されません。
- zfsadm configqueryが更新され、-honor_syslist オプションがサポートされなくなったことが示されるようになりました。指定された場合、受け入れられますが、使用されません。
- zfsadm attachが更新され、コマンドが将来のリリースで削除されることが示されるようになりました。
- 以下の API が、8 ビットのタイム・スタンプ値を返すように更新されました。
- List Aggregate Status (バージョン 2) API の特定のフィールド名の説明が変更されました。List Aggregate Status (バージョン 2)を参照してください。
- 許可レベルが ALTER から UPDATE に変更されました。
- バージョン 1.4 アグリゲートを作成およびフォーマットするサンプル・ジョブで LINEAR が ZFS に置き換えられました。ioefsutl formatの『例』セクションを参照してください。
削除
- なし。