マクロのコーディング

この情報では、各マクロの説明の冒頭部分に構文図を記載してあります。構文図は、マクロのコーディング方法を示します。 構文図では、パラメーターの意味は説明せず、構文図の後ろのパラメーターの 説明のところで解説してあります。大部分のマクロの場合、構文図は表形式ですが、新しいマクロの中には、線路形式の構文図があるものもあります。

構文表では、標準的な開始桁、終了桁、および継続開始桁を使用することが前提になっています。したがって、第 1 桁は開始桁であると想定されています。開始桁、終了桁、および 継続開始桁を変更する場合には、ICTL 命令を使用して、使用したいコーディング形式を 設定してください。ICTL を使用しないと、アセンブラーは、標準桁を認識します。ICTL 命令のコーディングについて詳しくは、High Level Assembler and Toolkit Feature (IBM Knowledge Center 内)を参照してください。

図 1 は、TEST と呼ばれるサンプル・マクロを示したもので、このマクロに利用できるすべてのコーディング情報を要約してあります。この表は、A、B、C の 3 つのゾーンに分けられます。
図 1. TEST マクロの表形式の構文図例
このイメージは、イメージに続く本文で説明されているとおり、テスト・マクロの表形式の構文図を示しています。
  • 表の列 1 には、ゾーン A と B があります。ゾーン A は左マージンから始まり、ゾーン B は左マージンから 1 つ以上のブランク・スペースが字下げされています。表の列 2 にはゾーン C があります。
  • ゾーン A とゾーン B には、このマクロで使用できるパラメーターが含まれます。ゾーン A には必須パラメーター、列 B にはオプション・パラメーターが含まれます。
  • A1 および B1 に示したように、パラメーターが図の単一行に表示される (すなわち、先行行と後続行が両方ともブランクである行) 場合、それは特定のパラメーターに 対して選択可能な唯一の選択肢です。
  • A2 および B2 に示したように、複数のパラメーターが隣接行に表示される (すなわち、間に入るブランク行がない)場合、それらの行のパラメーターを同時に使用することはできません。すなわち、これらのパラメーターのいずれか 1 つだけをコーディングできます。
  • さらに、必須パラメーターとオプション・パラメーターの区別を行っています。 構文表の後にあるパラメーター説明には、オプションのパラメーターを明確に識別します。
  • ゾーン C (構文表の 2 番目の列) は、マクロのコーディングに関する追加情報を記載しています。
変数の置換がゾーン C で指定される場合、以下の種別を使用します。
変数
種別
symbol
アセンブラー言語で有効なすべてのシンボル。シンボルとしては、使用しているアセンブラーでサポート されている名前項目の最大長まで可能です。
10 進数
パラメーターの記述で指示された値まで (その値も含む) の 10 進数。シンボルと 10 進数の両方が示されている場合には、絶対式も使用可能です。
レジスター (2) から (12)
パラメーターの記述で指示された右寄せの値またはアドレスが事前にロードされた、汎用レジスター 2 から 12 (数字を括弧に入れて指定) のうちの 1 つ。使用しない高位ビットをゼロにセットする必要があります。シンボルまたは絶対式を 使用してレジスターを指定することができます。
レジスター (0)
パラメーターの記述で指示された右寄せの値またはアドレスが事前にロードされた、汎用レジスター 0。使用しない高位ビットをゼロにセットする必要があります。レジスターを (0) とだけ指定します。
レジスター (1)
パラメーターの記述で指示された右寄せの値またはアドレスが事前にロードされた、汎用レジスター 1。使用しない高位ビットをゼロにセットする必要があります。レジスターを (1) とだけ指定します。
レジスター (15)
パラメーターの記述で指示された右寄せの値またはアドレスが事前にロードされた、汎用レジスター 15。使用しない高位ビットをゼロにセットする必要があります。レジスターを (15) とだけ指定します。
RX タイプ・アドレス
RX タイプ命令で有効な任意のアドレス (例えば、LA)。
RS タイプ・アドレス
RS タイプ命令で有効な任意のアドレス (例えば、STM)。
RS タイプ名
RS タイプ命令で有効な任意の名前 (例えば、STM)。
A タイプ・アドレス
A タイプ・アドレス定数で書くことができる任意のアドレス。
デフォルト
値の指定が省略されたときに使用される値。すなわち、そのパラメーターがコーディングされない場合にシステムによって想定される値。
パラメーターの規則: 実行するサービスおよびオプションを指定する時にはパラメーターを使用し、そのパラメーターは下記の規則に従って書いてください。
  • 選択したパラメーターがすべて大文字で書かれている 場合 (例えば、MATH、 HIST、あるいは FMT=HEX) には、表示されているとおりにパラメーターをコーディングしてください。
  • 選択したパラメーターがイタリックで書かれている 場合 (例えば、grade) には、指示された値、アドレス、または名前に置き換えてください。
  • 選択したパラメーターが、大文字とイタリックを等号で区切って組み合わせ た形になっている場合 (例えば、DATA=data addr) には、大文字と 等号は表示されたとおりにコーディングし、イタリックの部分については指示さ れたように置き換えをしてください。
  • 表は上から下へ向かって読んでください。
  • コンマおよび括弧は、示されているとおりに正確にコーディングしてください。
  • 定位置パラメーター (等号を使用しないパラメーター) が最初に示されま す。パラメーターは、示される順序でコーディングする必要があります。キーワード・パラメーター (等号を使用するパラメーター) は、どのような順序でコーディングしてもかまいません。
  • パラメーターを選択した場合は、次のパラメーターに進む前に 2 番目の列 (ゾーン C) を読んでください。2 番目の列には、パラメーターのコーディング上の制約事項が記載されてい ることがよくあります。