オフロード機能の定義
スプール・オフロードは、テープまたは DASD データ・セットに対する 入出力を行うのに、NJE レコードの順序と形式 で BSAM (基本順次アクセス方式) 処理を使用します。論理装置である転送プログラムおよび受け入れプログラムがスプールとオフロ ード・データ・セットの間を接続し、圧縮されていないデータの受け渡しを行 います。JES2 では、同時に複数の転送または受け入れ操作が可能です。RACF® に対してオフロード・データ・セットを定義することによって、オフロードされたデータを確実に保護してください。オフロード・プロセス中 は、RACF が SYSOUT データの所有者によるオフロード装置へのアクセスを確保し、再ロード時には、適正なデータのスプールへの書きこみ前の再ロードを確保 します。RACF に対してローカル・ノードが確実に定義され、そのことにより、 SYSOUT が適正なユーザー ID で再ロードされるようにする必要があります。詳しくは、スプール・オフロード・データ・セットの保護を参照してください。
- OFFLOAD(n)
- OFF(n).JT
- OFF(n).ST
- OFF(n).JR
- OFF(n).SR
OFFLOAD(n) ステートメントは、オフロード・データ・セットに関連付けられ る論理オフロード装置を定義します。ジョブおよび SYSOUT は、OFFLOAD(n) ステートメントの DSN= パラメーター で指定されたデータ・セットとの間で転送/受け入れされます。スプール・オフロード機能を使用するには、この初期設定ステートメントの 指定が必須です。このステートメントは、オフロード転送ステートメントに対応する番号が付 けられます。OFFLOAD(n) ステートメントにより、1 システム当たり最高 8 つまでの オフロード装置を定義することができます。ただし、多重アクセス・スプール複合システムで同時にアクティブにすること ができるオフロード装置は最高 8 つです。多重アクセス・スプール複合システムの 1 つのメンバーで開始され たオフロード装置は、第 2 のメンバーで開始することはできません。第 2 のメンバーで開始しようとすると、JES2 は $HASP593 メッセージを出 し、その装置がすでに使用中なので、開始はリジェクトされたことを知らせます。
前記のステートメントは、オフロード・データの転送および受け入れを全体的に制御します。OFFLOAD(n) ステートメントの後に転送プログラムおよび受け入れプログラムの ステートメントを指定しないと、JES2 がそれらのステートメントを作成しま す。すなわち、JES2 は次の 4 つのデフォルト・ステートメントを生成します。すなわち、ジョブ転送プログラム、ジョブ受け入れプログラム、SYSOUT 転送プログラム、および SYSOUT 受け入れプログラムの 各ステートメントです。JES2 はデフォルト・パラメーター値を提供しますが、デフォルトのないパラメーターは設定しません。
オフロードしたいジョブおよび SYSOUT の転送を制御するには、それぞれ、OFF(n).JT および OFF(n).ST の各初期設定ステートメントを使用します。これらのステートメントのパラメーターにより、例えば、特定のクラスだけの転送、ジョブの範囲、処理モード、あるいは宛先コードを制御することができます。(各ステートメントの詳細については、「z/OS JES2 初期設定およびチューニング 解説書」を参照してください。)
オフロードされたジョブおよび SYSOUT の受け入れを制御するには、それぞれ、OFF(n).JR および OFF(n).SR の各初期設定ステートメントを使用します。ジョブと SYSOUT 送信プログラムの場合のように、制御可能な作業選択基準の詳細については、「z/OS JES2 初期設定およびチューニング 解説書」を参照してください。