Fortran プログラムの再入可能化

Fortran のプログラムを複数のユーザーが並行して実行できるようにするには、RENT コンパイラー・オプションを使用して、そのプログラムを再入可能にしてください。その上で、再入可能性分離ツールを使用して、コンパイラーが作成したオブジェクト・モジュールを共用不能部分と 共用可能部分に分離する必要があります。

Fortran の再入可能性分離ツールは、Language Environment で提供されます。ツールの名前と、ツールを呼び出すときに使用するカタログ式プロシージャーの名前は異なりま すが、このツールの使用方法と振る舞いは VS FORTRAN バージョン 2 で提供される 再入可能性分離ツールと同じです。
表 1. Fortran 再入可能性分離ツールおよび Language Environment カタログ式プロシージャー
Fortran メンバー名 Language Environment メンバー名 内容
AFBVSFST AFHXFSTA Fortran 再入可能性分離ツール
なし AFHWRL オブジェクト・モジュールの共用不能部分と共用可能部分を分離して、リンク・エディットするためのカタログ式プロシージャー
VFT2RLG AFHWRLG オブジェクト・モジュールの共用不能部分と共用可能部分を分離し、リンク・エディット、実行するためのカタログ式プロシージャー

Fortran の再入可能性分離ツールは、CEE.SCEERUN データ・セットのメンバーの 1 つです。Fortran の再入可能性分離ツールのカタログ式プロシージャーは、CEE.SCEEPROC データ・セットのメンバーです。

VS FORTRAN バージョン 1 リリース 4 以降の Fortran プロダクトは再入可能オブジェクト・コードを生成します。一方で、Fortran のオブジェクト・コードと他の HLL のオブジェクト・コードを共に使用すると、他の HLL のロード・モジュールが再入不能になることがあります。これは、再入可能コードを作成するときに Fortran が使用する機能に原因があります。

再入可能 Fortran プログラムの作成について詳しくは、「VS FORTRAN Version 2 Programming Guide for CMS and MVS」を参照してください。