z/OS シェルの場合
z/OS® UNIX System Servicesのもとでは、localedef コマンドを使用し て localedef ユーティリティーを起動します。localedef コマンドの呼び出しの構文は、次のとおりです。
localedef [-c] [-w] [-X] [-A][-f charmap] [-i sourcefile] [-m] [-L binderoptions] name
オプション
- -A
- localedef に ASCII ロケール・オブジェクトを生成させます。ASCII ロケールは ASCII メソッドを呼び出すため、ASCII charmaps を使用して生成される必要があります。ASCII charmap は記号文字名を ASCII コード・ポイントにマップしますが、ASCII charmap 指定も EBCDIC コード・ページ IBM®-1047 に書き込まれます。localedef ユーティリティーを呼び出すときに指定する charmap が ASCII charmap になるようにする必要があります。注: ASCII ロケールは XPLINK ロケールとしてのみサポートされるため、-A を指定すると、-X が想定されます。
- -c
- 警告メッセージがあっても、永続出力を作成します。通常、localedef は警告メッセージを 出したときは、 永続出力を作成しません。
- -f charmap
- charmap ファイルを指定します。これには、文字シンボルおよび照合エレメント・シンボルから 実際の文字コードへのマッピングが含まれています。
- -i sourcefile
- ソース定義を含んでいるファイルを指定します。-i がない場合、localedef は、標準入力データからソース定義を読み取ります。
- -m MethodFile
- ロケール・オブジェクト組み立ての際にオーバーライドされるメソッドを示すメソッド・ファイル名を
指定します。localedef ユーティリティーは、ロケール・オブジェクト
を作成する際には、メソッド・ファイルを読み取り、指示されたエントリー・ポイント
を使用します。メソッド・ファイルは、IBM 提供のメソッド関数をユーザー作成のメソッド関数に置き換えるのに使用されます。それぞれの置き換えメソッドごとに、
メソッド・ファイル はユーザー作成のメソッド関数名を提供し、オプションとして、
メソッド関数コードのある場所 (.o ファイル、アーカイブ・ライブラリー、
または DLL) を示します。メソッド・ファイルは通常 charmap 関連メソッドを置き換えます。
この処理が終了すると、混合コード・ページをサポートするロケールが作成されます。
ユーザー作成メソッド関数は、それらが表すロケールに依存する API と、
メソッド・ファイルをベースにした ASCII ロケール・オブジェクトの生成時に
localedef 自身によっても使用されます。localedef 自身による 2 番目の使用法によって、-f パラメーターで指定された charmap ファイルの処理時に、一時 DLL が作成されます。メソッド・オブジェクトまたはサイド・デック情報
を含むファイルの名前は、localedef によってパラメーターとして c89 コマンド行
に渡されるため、標準アーカイブ/オブジェクト/サイド・デックの接尾部命名規則
が適用されます (言い換えれば、.a、.o、.x となります)。注: メソッド・ファイルは、ASCII ロケール・オブジェクトを組み立てる場合のみ (すなわち、-A オプションも指定されている場合)、使用できます。-m オプションとともに -A オプションが指定されていないと、重大エラー・メッセージが出されて、処理は終了します。
- -w
- 重複する文字定義が見つかった場合、警告メッセージを発行するように localedef に指示します。このオプションは主に文字マップ仕様のデバッグを行うためのものです。 コード・ポイント値が、誤った記号文字名に偶然割り当てられないようにするのに役立ちます。
- -X
- localedef に XPLINK AMODE 31 ロケール・オブジェクト (DLL) を生成させます。
- -L binderoptions
- 追加バインダー・オプションを渡すように localedef に指示し ます (ほとんどの場合、診断目的のため)。
- -6
- localedef に XPLINK AMODE 64 ロケール・オブジェクト (DLL) を生成させます。このオプションを指定した場合は、-X オプションが暗黙指定されます。
- name
- localedef によって生成されるターゲット・ロケール・オブジェクトに適用される名前です。ロケールの命名規則は、「z/OS XL C/C++ プログラミング・ガイド」に詳しく説明されています。 この命名規則に従わない場合 は、z/OS UNIX ファイル・システムに常駐するロケールを setlocale() で呼び出すたびに、アプリケーション に絶対パス名を指定する必要があります。
z/OS は、以下の 2 種類の localedef ユーティリティーを出荷しています。
- 一方は z/OS バッチおよび TSO のもとで起動可能なもので、CEE.SCEERUN2 データ・セットと一緒に出荷されています。
- もう一方は z/OS UNIX System Services のもとで起動可能で、z/OS UNIX に添付されているもの。
z/OS XL C/C++ コンパイラーに組み込まれている TSO REXX Exec の localedef は、z/OS シェル環境ではサポートされていません。 この環境では、代わりに z/OS UNIX System Services localedef コマンドを使用してください。localedef コマンドについての詳細は、「z/OS UNIX System Services コマンド解説書」を参照してください。