シスプレックスでのファイル・システムの移動

リカバリーまたは再 IPL を行うために、ファイル・システムの所有権の変更が必要になる場合があります。

ヒント: シスプレックス内のファイル・システムを操作する際には、次のヒントを考慮してください。
  • 既にマウントされているファイル・システムを調べるには、シェルから df コマンドを使用してください。
  • シスプレックス内でファイル・システムを移動するには、SETOMVS コマンドを FILESYS、FILESYSTEM、 マウント・ポイントおよび SYSNAME パラメーターと共に使用します。また、chmount コマンドを シェルから使用することもできます。ただし、以下の 2 種類のファイル・システムは移動しないでください。

    システム固有のファイル・システム

    DFS によってエクスポートされているファイル・システム。 まず、DFS からそれらのファイル・システムをアンエクスポートしてから、それらを移動する必要があります。

例: 以下の例では、シスプレックス内のファイル・システムを操作していると想定しています。
  1. /u/wjs を含んでいるファイル・システムの所有権 を SY1 へ移動するには、次のように指定します。
    chmount -d SY1 /u/wjs
  2. SETOMVS を使用して、給与計算ファイル・システムの所有権を現行所有者から SY2 に移動するには、以下を発行します。
    SETOMVS FILESYS,FILESYSTEM='POSIX.PAYROLL.ZFS',SYSNAME=SY2
    あるいは、(マウント・ポイントが、ディレクトリー /PAYROLL より上にあると仮定した場合) は、以下を発行します。
    SETOMVS FILESYS,mountpoint='/PAYROLL',SYSNAME=SY2 

システム固有のファイル・システムを正しい (システム固有の) 所有者以外にマウントすると、明示的にまたは AUTOMOVE=YES が原因で、機能が失われる場合があります。例えば、SY1 の /dev にマウントされたシステム固有のファイル・システムが SY2 に移動されると、その所有権は SY2 になり、SY1 上の OMVS コマンドは失敗します。

また、オープンされている FIFO ファイルは、この FIFO を含むファイル・システムの移動の前に自動的にクローズされます。これらのファイルがクローズされるのは、前のシステム上のストレージ内 FIFO データは新しい所有システムではアクセスできなくなるからです。