デフォルトでは、UNRCHTIM 始動オプションの値は、すべての仮想ルーティング・ノードで 0 となります。
したがって、EE 接続ネットワークの到達範囲の認識機能は使用できません。
EE 接続ネットワークの到達範囲の認識機能は、UNRCHTIM 始動オプションを 10 - 65535 の範囲の値に設定することによって、このノードに定義されたすべての仮想ルーティング・ノードで使用可能にできますが (この VTAM® によって)、UNRCHTIM を EE XCA メジャー・ノードの GROUP レベルに設定するのが、望ましいメカニズムです。この設定では、VRN ごとに到達不能時間値を選択する場合と、VRN ごとにこの機能を選択しながら使用可能または使用不可にする場合に、最大の柔軟性が得られます。
EE 接続ネットワークの到達範囲の認識機能が VRN に使用可能になると、その VRN の使用中に障害が発生する場合、APPN トポロジー・ルーティング・サービスは到達不能レコードの保守を開始します。
トポロジー・データベース内に到達不能レコードがあると、APPN 経路計算中に消費される CPU サイクルの数が増えます。
この CPU サイクルの増加は、到達不能レコードが含まれている VRN の数が増大し、かつこれらの VRN ごとに到達不能レコードの平均数が増大するにつれて、拡大します。
EE 接続ネットワーク到達範囲の認識機能を使用可能化にする際の CPU コストを軽減するために、
以下のことを考慮してください。
- 典型的な EE ネットワーク設計では、1 つの APPN サブネットからアクセスできる接続ネットワークの必要数はわずかです。サブネットからアクセス可能な 4 つを超える EE 接続ネットワークを使用するネットワーク設計の場合、
任意の時点で EE 接続ネットワークの到達範囲の認識機能を使用可能に
する必要がある EE VRN はこのうち 4 つまでです。
- EE 接続ネットワークの到達範囲の認識機能で採用されているメカニズムでは、パートナー単位で接続障害のトラッキングを行いますが、障害が多数のパートナーに及ぶ場合は、通常、基礎トランスポートに広範囲な問題があることを示しています。UNRCHTIM 始動オプションの VRN に関連する
到達不能パートナーのレコード数 (partner_limit) には制限を設けることができます。
ネットワーク・ノードは、その使用するエンド・ノード、および同じネットワークの他のすべてのネットワーク・ノードから報告されるすべての到達不能レコードを保持します。カウントが、VRN の到達不能パートナー・レコードのこの限度を超えると、十分な既存の到達不能パートナー・レコードが、満了になるか、MODIFY TOPO,FUNCTION=CLRUNRCH コマンドによって手動で消去されるまで、VRN はアクセスに使用不能と見なされます。
VRN が、経路選択の対象として再度見なされるには、
到達不能パートナーのレコードのカウントを、VRN の UNRCHTIM 始動オプションで指定されたか、
デフォルトで設定された到達不能パートナーの制限の 80% より下に落とす
必要があります。