DVIPA シスプレックス・ディストリビューター・サーバー・アプリケーションの手動静止

ターゲット・スタック上の 1 つの特定のサーバー・アプリケーション、またはすべてのサーバー・アプリケーションが新規 DVIPA シスプレックス・ディストリビューター・ワークロードを受け取らないようにすることができます。それには、VARY TCPIP,,SYSPLEX コマンドに QUIESCE パラメーターを指定し、さらに PORT=portnum、JOBNAME=jobname、または TARGET のいずれかのパラメーターを指定します。

このコマンドは、アプリケーションが存在しているターゲット・スタックに対して入力すると、アプリケーションが新規 DVIPA シスプレックス・ディストリビューター接続を受け取ることを防止しますが、既存の接続には影響を与えません。このコマンドは、計画的保守のためにターゲット・アプリケーションまたはターゲット・システムを停止する前に発行して、アプリケーションまたはシステムを正常な手順に従って静止させることもできます。また、新規ワークロード要求を特定のアプリケーションまたはターゲット・スタックから一時的に迂回させたい場合にも、このコマンドを使用できます。

VARY TCPIP,,SYSPLEX コマンドに RESUME パラメーターを指定し、さらに PORT=portnum、JOBNAME=jobname、または TARGET のいずれかのパラメーターを指定してこのコマンド使用することで、新規 DVIPA シスプレックス・ディストリビューター接続のターゲットとしてのアプリケーションの使用を再開することができます。

VARY TCPIP,,SYSPLEX コマンドおよびそのパラメーターについて詳しくは、「z/OS Communications Server: IP システム管理者のコマンド」を参照してください。