VARY TCPIP,tnproc,TELNET,ABENDTRAP,module,rcode,instance コマンドを使用すると、指定した変数に基づいたアベンドをセットアップすることができます。アベンド・トラップには、次の 3 つの変数があります。
module は必須です。これはエラーを検出するモジュールです。ここでは、ワイルドカード値を使用することができます。そのためには末尾にアスタリスク (*) を指定します。1 個の * を使用すると、指定した戻りコードを報告するすべてのモジュールによってアベンドが発生します。モジュール名 "OFF" は、アクティブ・トラップをオフにします。
rcode はオプションです。これは報告される戻りコードで、ワイルドカード値は使用できません。
instance はオプションです。これは戻りコードのインスタンスで、ワイルドカード値は使用できません。
次の例では、アベンド・トラップを設定してから、トラップが設定されたことを確認するためにプロファイル表示を出します。この例では、EZBTTRCV がエラー・コード 1001 を報告すると、Telnet は理由コード '3133'x でアベンドを出します。トラップの状態は "ACTIVE" から "TRIPPED" に変化します。それ以上のアベンドは出されません。トリップされた後では、もう一度 ABENDTRAP コマンドを出してトラップをアクティブにする必要があります。トラップがアクティブの間、モジュール名として "OFF" を指定して、アベンド・トラップをオフにすることができます。アクティブ・トラップを直接変更することはできません。新しいコマンドを受け入れるためには、現行トラップをトリップし、オフにしなければなりません。
V TCPIP,TCPCS6,T,ABENDTRAP,EZBTTRCV,1001
EZZ6038I TCPCS6 COMMAND ABENDTRAP EZBTTRCV COMPLETE
D TCPIP,TCPCS6,T,PROF
EZZ6060I TCPCS6 PROFILE DISPLAY
PERSIS FUNCTION DIA SECURITY TIMERS MISC
(LMTGQAK)(OATSKQSWHT)(DRF)(PCKLECXN)(IKPSTS)(SMLT)
------- ---------- --- -------- ------ ----
LM*R*P* **TSBQ*WHT TJ* SSH*ESX* ***STS SDD*
----- PORT: 23 ACTIVE PROF: CURR CONNS: 1
------------------------------------------------------------
ABENDTRAP : EZBTTRCV 1001 FF ACTIVE
4 OF 4 RECORDS DISPLAYED