応答時間の平均の分散と標準偏差

応答時間データのばらつきを知っておくと便利です。 この分散は、データがどの程度可変であるかの尺度となります。分散の平方根が標準偏差です。 分散が正規分布であるとすると、次の信頼性レベルを得ることができます。

分散と標準偏差用に保管されるデータには、以下のデータについての接続存続期間中の平均と、各応答時間の二乗の合計が含まれます。

これらの値は、循環する場合もあります。 それを検出するのは、管理アプリケーションの責任です。 Telnet 接続の表示は、それらの値または標準偏差を表示する代わりに、循環した状態を示します。 分散について使用される典型的な式は、以下のとおりです。

VARIANCE = SUM((Xi-Xm)**2)/(n-1)

しかし、上記の方法では、二乗の合計を計算するために個々の応答時間をすべて保持する必要があります。 個々の応答時間を不要にするために、同じ式を展開し、書き直すことができます。 Telnet によって使用される式は、次のとおりです。

VARIANCE = [SUM(Xi**2) - (SUM(Xi))**2/n]/(n-1)

この式で必要な値は、平均応答時間のモニターを要求する各接続ごとに、Telnet によって保管されます。