TN3270E LU マッピング

TN3270E 接続には接続ネゴシエーション時の早期ルックアップが必要です。Telnet は LU をクライアントに割り当てるために使用可能なすべての情報を使用します。しかし、LUMAP-DEFAPPL または DEFAULTAPPL ステートメントがアプリケーション名を定義していなければ、最終的なアプリケーションはこの時点では未知です。接続ネゴシエーションが完了した後、Telnet は「ログオン送信請求側 (または USSMSG10)」画面をクライアントに送信するか、あるいは LUMAP-DEFAPPL または DEFAULTAPPL ステートメントから獲得したアプリケーション名を使用して完全ルックアップを実行します。完全ルックアップが成功すると、Telnet はセッション開始を始めます。 「送信請求側 (または USSMSG10)」画面がクライアントに送信された場合、アプリケーション名を 入力する必要があり、この時点で Telnet は完全ルックアップを実行します。アプリケーション名に基づいて LU マッピングが実行されている場合、アプリケーション LU マッピングと 接続に既に割り当てられている LU の間に競合が発生する可能性があります。TN3270E の場合、LU 名は、接続ネゴシエーション時に割り当てられた後、接続がドロップされるまで変更できません。 SIMCLIENTLU ステートメントによって、Telnet は TN3270E 接続用の LU を、TN3270 接続であるかの ように割り当てることができます。SIMCLIENTLU による総称 TN3270E 接続要求のマッピングについては、TN3270 LU マッピングを参照してください。Telnet クライアントからの特定 LU の要求は、SIMCLIENTLU が指定されなかった場合とまったく同じように処理されます。 TN3270E (非 SIMCLIENTLU) 用の正確なルックアップ・プロセスを以下に示します。

完全ルックアップ: 完全ルックアップにはアプリケーション名が必要です。アプリケーション名は、以下の 3 つのソースのいずれかから、指定された順序で獲得されます。

1. USER または VTAM® からの入力 (OPTCD=PASS を指定した CLSDST を介する)
2. LUMAP ステートメント上の DEFAPPL パラメーター
3. DEFAULTAPPL ステートメント

完全ルックアップを実行するには、アプリケーション名および検出済みの LU を使用してください。可能性があるルックアップの結果は次のとおりです。

• アプリケーションが無効である。
• 既存の LU に関して、アプリケーションが有効である (戻りコードが OK または USER_REQUIRED)。
• アプリケーション・ベース LU マップが選択済み LU に一致しない。