LOGAPPL、QINIT、FIRSTONLY、および DEFONLY オプションは、 DEFAULTAPPL、PRTDEFAULTAPPL、LINEMODEAPPL、LUMAP-DEFAPPL、 および PRTMAP-DEFAPPL にコーディングできます。このトピックの残りの部分では、DEFAULTAPPL はすべてのデフォルト・アプリケーション・ステートメントを表しています。
LOGAPPL または QINIT 機能は、ホスト VTAM® アプリケーションがアクティブではないために「セッション要求」が失敗した場合に、Telnet LU をアクティブのまま保持します。さらに、VTAM は試みられた「セッション要求」を記憶し、アプリケーションがアクティブになった時に、アプリケーションの代わりに、Telnet LU に対する セッション要求を開始します。「セッション要求」が失敗した場合、Telnet はクライアントに 「送信請求側」画面または USSMSG07 画面を送信します。この後、ユーザーは、別のホスト VTAM アプリケーションにログオンすることができます (DEFONLY がコーディングされていない場合)。この別のセッションが開始された場合、VTAM は、キューに入れられている最初のセッションに関する「セッション要求」をドロップします。
セッション・ログオフ時に何が起こるかは、FIRSTONLY と LUSESSIONPEND がコーディングされているか どうか、および LOGAPPL または QINIT がコーディングされているかどうかによって決まります。LUSESSIONPEND がコーディングされている場合、接続は継続されます。そうでない場合、その接続はドロップします。FIRSTONLY がコーディングされている場合、Telnet は USSMSG10 画面または「送信請求側」画面をクライアントに送信します。FIRSTONLY がコーディングされていない場合、 Telnet は、DEFAULTAPPL ステートメントで定義されているデフォルト・アプリケーションで、 別のセッションを開始します。LOGAPPL および QINIT では、 オリジナルのアプリケーションをログオフした時の結果が違います。LOGAPPL が指定された場合、USSMSG10 画面または「送信請求側」画面がクライアントに送られます。QINIT が指定されている場合、Telnet はデフォルト・アプリケーションとのセッションを要求します。
初期接続用にはデフォルト・アプリケーションを使用したが、LOGOFF 後は、USSMSG10 画面または「送信請求側」画面の方が、デフォルト・アプリケーションを再駆動するよりも適切な場合があります。このような場合には、FIRSTONLY パラメーターをコーディングしてください。これは、デフォルトを最初のセッションでのみ使用することを指示します。セッション確立後のルックアップでは、デフォルトを無視し、USSMSG10 画面または「送信請求側」画面を送信します。
MSG07、LUMAP-DEFAPPL、または PRTMAP-DEFAPPL をコーディングし、 デフォルト・アプリケーションが非アクティブ である場合、エラー画面がクライアントに送信されます。ユーザーが入力したアプリケーション選択は、デフォルトと異なる場合、DEFONLY パラメーターによってブロックされます。このパラメーターは、アプリケーション選択を防止し、ユーザーにエラー情報を提供します。
最初のセッションが確立されていないので、FIRSTONLY は考慮事項にはなりません。
以下の表は、セッション終了の可能なシナリオを幾つか要約しています。セッションは、通常 の LOGOFF またはセッションの中断 (アプリケーションの消失が原因である可能性がある) によって終了します。
すべてのケースで、LUSESSIONPEND をコーディングしていない場合、接続はドロップされます。