1 つのクライアントを、いくつかの異なるクライアント ID で知ることができます。 クライアント ID は、プロファイル・マッピング・ステートメントに従った接続へ、 できるだけ多くのオブジェクトを割り当てるために使用されます。Telnet は、 クライアントの最も優先順位の高いクライアント ID で開始し、クライアント ID によって マップされたすべてのオブジェクトを割り当てます。 11 オブジェクトのすべてが割り当てられない場合は、Telnet は次の高い優先順位のクライアント ID (優先順位について詳しくは、クライアント ID の選択規則を参照してください) を使用して、クライアント ID によってマップされたすべてのオブジェクトを割り当てます。このオブジェクト割り当て処理は、11 オブジェクト・タイプのすべてが見つかるか、 あるいはすべての一致するクライアント ID のマッピングがチェックされるまで、 順々に低い優先順位のクライアント ID を使用して継続します。 1 つのオブジェクトが複数のクライアント ID によってマップされた場合は、最も高いクライアント ID によって マップされたオブジェクトのみが使用されます。すべてのオブジェクトが常にマップ されるわけではないので、すべてのオブジェクトが接続に割り当てられるということは ほとんどありません。例えば、多くのプロファイルは PRTDEFAULTAPPL または INTERPTCP マッピング・ ステートメントがありません。この場合、プリンター・デフォルト・アプリケーションおよび 解釈テーブル・オブジェクトは割り当てられません。
図 1 は以下の Telnet マッピング・ステートメントを図示した ものです。番号付けされたマッピング・ステートメントは、図の番号付けされた ボタンと一致します。USERGROUP USGRP1 を指定するマッピングは、グループの 中の正確なユーザー ID 用にボタン 4 から 8 を生成し、グループの中のワイルドカード・ ユーザー ID 用にボタン 12 から 16 を生成します。
LUGROUP LUGRP1 LU01..LU10..FFNN ENDLUGROUP
LUGROUP LUGRP2 LU11..LU99..FFNN ENDLUGROUP
PRTGROUP PRTGRP1 PRT01..PRT10..FFFNN ENDPRTGROUP
PARMSGROUP PGDBG DEBUG DETAIL ENDPARMSGROUP
PARMSGROUP PGSCAN SCANINTERVAL 10 ENDPARMSGROUP
PARMSGROUP PGMTKO TKOSPECLU 7 ENDPARMSGROUP
PARMSGROUP PGALL DEBUG DETAIL
SCANINTERVAL 10
TKOSPECLU 7 ENDPARMSGROUP
MONITORGROUP MONGRP1 NODYNAMICDR ENDMONITORGROUP
USERGROUP USGRP1 PAYUSR1 PAYUSR* ENDUSERGROUP
HNGROUP HNGRP1 USER1.GROUP3.COM
USER5.GROUP3.COM ENDHNGROUP
(1) PARMSMAP PGALL USERID,PAYUSR1
(2) LINEMODEAPPL TSO 9.9.9.9
(3) PARMSMAP PGDBG 9.9.9.9
(4,12) DEFAULTAPPL PAYROLL USGRP1
(5,13) PRTDEFAULTAPPL PAYPRT USGRP1
(6,14) LUMAP LUGRP1 USGRP1 SPECIFIC
(7,15) PRTMAP PRTPGRP1 USGRP1 SPECIFIC
(8,16) PARMSMAP PGTKO USGRP1
(9) USSTCP USSTABHN HNGRP1
(10) LUMAP LUGRP2 HNGRP1 GENERIC
(11) PARMSMAP PGSCAN HNGRP1
(17) INTERPTCP INTTAB1 LINK1
(18) MONITORMAP MONGRP1 LINK1
(19) DEFAULTAPPL TPX1
(20) USSTCP USSTAB1