LUMAP および PRTMAP ステートメントは、LU がクライアント ID に基づいてマップされることを許可します。LU グループには、総称または特定マッピングを行うことができます。 デフォルトのマッピングは総称マッピングです。 特定マッピングを定義するには、キーワード SPECIFIC をコーディングする必要があります。
例えば、2 つの LU グループを作成するには、以下のステートメントを使用します。 1 つのグループを IP グループ IPGPAY へ総称マッピングし、もう 1 つのグループを同じクライアント ID へ特定マッピングします。 総称接続要求を受け取ると、Telnet は LU グループ LUGRPGEN から 次に使用可能な LU を割り当てます。 特定接続要求を受け取ると、 Telnet は要求された LU 名が LU グループ LUGRPSPC に含まれているか 確認します。 含まれている場合、Telnet は LU 名を接続に割り当てます。
LUGROUP LUGRPGEN LUG101..LUG400..FFFXXX ENDLUGROUP
LUGROUP LUGRPSPC LUS001..LUS100..FFFXXX ENDLUGROUP
IPGROUP IPGPAY 255.255.0.0:9.8.0.0 ENDIPGROUP
LUMAP LUGRPGEN IPGPAY
LUMAP LUGRPSPC IPGPAY SPECIFIC
総称要求接続は、総称マッピングされた LU グループに属する LU だけに割り当てることができます。 総称マッピングが存在しない場合は、DEFAULTLUS グループが検査されます。 特定グループは検査されません。 これは、特定 LU 名が総称要求によって使用されないようにする安全機能です。
特定要求の場合、Telnet は最初に、その LU が特定マッピングされた LU グループに属しているかどうかを検査します。 その LU 名が見つからない場合は、総称マッピングされたグループに対して検索が行われます。 要求された LU 名がどの LU グループ・タイプにもない場合は、 接続要求が拒否されます。この場合、LU グループ・マッピングが存在するため、 DEFAULTLUSSPEC グループはチェック されません。LU グループ・マッピングが存在しない場合は、 DEFAULTLUSSPEC グループのみがチェックされます。LU 名が見つからない場合は、 接続要求は拒否されます。総称 DEFAULTLUS グループは、検査されません。
正確な LU 名の要求に加えて、クライアントは LU グループ名の要求もできます。 Telnet は、その名前が正確な LU 名であると想定し、 まずマップされたグループ内を検索します。 その検索が失敗すると、次に、Telnet は要求された名前を、 マップされた特定 LU グループ名と照合してチェックしてから、 マップされた総称 LU グループ名と照合してチェックします。 グループ名が見つかると、 順次 LU 選択 (これがオフにされていない限りは) を使用して、グループで次に 使用可能な LU が割り当てられます。
LU グループそのものは、総称または特定としては定義されません。 その代わり、LU グループには、総称マッピング または特定マッピングが行われます。 同じ LU グループに総称マッピングと特定マッピングの両方を行うこともできます。 IBM® では、上級者以外は同じグループに総称マッピングと特定マッピングを行わないことを推奨しています。