LU グループによるデフォルト・アプリケーションおよび ParmsGroup のマップ

LUMAP ステートメントの DEFAPPL オプションによって、ホスト VTAM® アプリケーションを、DEFAULTAPPL を 使用する代わりに LU 名または LUGROUP 名を使用してマップすることができます。LUMAP-DEFAPPL の組み合わせは、クライアント ID が LUMAP ステートメントに一致する場合 には、DEFAULTAPPL と同様に処理されます。LUMAP-DEFAPPL の組み合わせは、DEFAULTAPPL、 PRTDEFAULTAPPL、および LINEMODEAPPL によって 使用される LOGAPPL、 FIRSTONLY、 および DEFONLY パラメーターもサポートします。LUMAP-DEFAPPL の組み合わせは、 同じクライアント ID に関する複数の LUMAP ステートメントと 使用すると、強力になります。 LUMAP-DEFAPPL または PRTMAP-DEFAPPL ステートメントを コーディングし、デフォルト・アプリケーションが使用可能でない場合、MSG07 をコーディングしたかどうかに関係なく、 エラー画面がクライアントに送信されます。

LUMAP ステートメントの PMAP オプションでは、LU または LU グループ名に基づいた 接続パラメーターの割り当てが可能です。LU が割り当てられると、PMAP PARMSGROUP に 指定されたパラメーター値は、この接続のクライアント ID にマップされた TELNETGLOBALS、 TELNETPARMS、または PARMSGROUP に指定されたパラメーター値をオーバーライド します。例えば、サブネット 9.0.0.0 にある、LU グループを LUGTSO と指定した どのクライアントも、LOGAPPL 機能で TSO に開始されたセッションを即時に持ち、 その TIMEMARK 時間はデフォルトの 3 時間の代わりに 2 時間に設定されます。

IPGROUP    IPGRP9  255.0.0.0:9.0.0.0             ENDIPGROUP   
LUGROUP    LUGTSO  TCPTSO01..TCPTSO99..FFFFFFNN  ENDLUGROUP   
PARMSGROUP PGRPT2  TIMEMARK 7200                 ENDPARMSGROUP
LUMAP     LUGTSO  IPGRP9  DEFAPPL TSO LOGAPPL  PMAP PGRPT2    

アプリケーション名を定義した LUMAP-DEFAPPL は、それが指定された場合は、 USSTCP マッピングのいかんにかかわらず、常に使用されます。LUMAP-DEFAPPL は、 どの DEFAULTAPPL または USSTCP よりも高い優先順位を持っています。 LUMAP-PMAP を使用して割り当てられた接続パラメーターは、パラメーターの 他の設定をオーバーライドします。しかしながら、すべてのパラメーターが、 LU が割り当てられた時に有効に使用されるわけではありません。例えば、 NOTN3270E は、Telnet が TN3270E とネゴシエーションすべきかどうかを 制御します。そのネゴシエーションは LU 割り当ての前に行われます。 LUMAP-PMAP と共に適切に使用できるパラメーターについて詳しくは、「z/OS Communications Server: IP 構成解説書」のパラメーター・テーブルを参照してください。

PRTMAP ステートメントは、PRTMAP-DEFAPPL および PRTMAP-PMAP を、 LUMAP-DEFAPPL および LUMAP-PMAP と同じ方法でサポートします。