ソース IP アドレスの選択

TCP/IP は、降順の優先順位順にリストされている以下の順序を使用して、TCP アウトバウンド接続のソース IP アドレス、もしくは UDP または RAW アウトバウンド・パケットのソース IP アドレスを判別します。

  1. ゼロ以外のソース・アドレスを指定する IPV6_PKTINFO 補助オプションを使用する Sendmsg( ) (RAW および UDP ソケットのみ)
  2. ゼロ以外のソース・アドレスを指定する Setsockopt( ) IPV6_PKTINFO オプション (RAW および UDP ソケットのみ)
  3. 特定のローカル IP アドレスへの明示的なバインド
  4. bind2addrsel ソケット機能 (AF_INET6 ソケットのみ)
  5. BIND パラメーターを指定する PORT プロファイル・ステートメント
  6. SRCIP プロファイル・ステートメント (TCP 接続のみ)
  7. IPCONFIG または IPCONFIG6 プロファイル・ステートメントの TCPSTACKSOURCEVIPA パラメーター (TCP 接続のみ)
  8. SOURCEVIPA: HOME リストまたは SOURCEVIPAINTERFACE パラメーターからの静的 VIPA アドレス
  9. パケットの送信に使用されるリンクの HOME IP アドレス

TCP 接続の場合、初期のアウトバウンド・パケット用にソース・アドレスが選択され、同じソース IP アドレスが接続の存続期間中、使用されます。 UDP および RAW プロトコルの場合、ソース IP アドレスの選択は、アウトバウンド・パケットごとに行われます。 以下に、この順序を詳細に説明します。