DataPower® アプライアンスからの接続を受信するように層 2 DVIPA の特性を定義するには、以下のパラメーターを使用して、TCP/IP プロファイルの VIPADYNAMIC ブロック内で VIPADEFINE、VIPABACKUP、および VIPADISTRIBUTE ステートメントをコーディングします。
次の例では、サイト 2 内の DataPower アプライアンスは、要求を IP アドレス 10.81.2.2、およびポート 9001 に送信するように構成されています。
VIPADEFINE TIER2 CPCSCOPE 255.255.255.0 10.81.2.2
VIPADISTRIBUTE DEFINE
DISTMETHOD SERVERWLM
TIER2 GROUP1
10.81.2.2 Port 9001
DESTIP ALL
TIER2 パラメーターをグループ名 (GROUP1) と共に使用した場合、 層 2 シスプレックス・ディストリビューターがそのグループのターゲット・サーバーの可用性と容量についての情報を収集することを示します。この情報は、層 1 ロード・バランシング決定を行う際に使用するために、CPC 重み付けの組み合わせとして、そのグループに対応する層 1 ディストリビューターに転送されます。
構成プロセスの次のステップまで使用できない層 2 重み付け情報 (DataPower ターゲット・アプライアンスのグループで使用するために CPC ごとに CPCSCOPE DVIPA を構成する) は完了され、層 1 ディストリビューターは、どの CPC を DataPower アプライアンスで使用するかを決定することができます。
サイト 2 用の層 2 の構成と同様に、サイト 1 を使用する DataPower アプライアンスは次のように 要求を IP アドレス 10.81.1.1 およびポート 9001 に送信します。
VIPADEFINE TIER2 CPCSCOPE 255.255.255.0 10.81.1.1
VIPADISTRIBUTE DEFINE
DISTMETHOD SERVERWLM
TIER2 GROUP1
10.81.1.1 Port 9001
DESTIP ALL