ステップ 5: TCP と NJE 間のメール・ゲートウェイのセットアップ (オプション)

始める前に

SMTP サーバーは、TCP ネットワーク・ユーザーと、ローカル・ホストに接続された NJE ネットワーク上にいるユーザーとの間のメール・ゲートウェイとして実行するように構成することができます。これにより、NJE ユーザーは、SMTPNOTE を使用してメールまたはデータ・セットを TCP ホスト上のユーザーに送信することができます。SMTPNOTE について詳しくは、「z/OS Communications Server: IP ユーザーズ・ガイドとコマンド」を参照してください。JES2 については、「z/OS JES2 初期設定およびチューニング ガイド」および「z/OS JES2 初期設定およびチューニング 解説書」を参照してください。JES3 については、「z/OS JES3 初期設定およびチューニング ガイド」および「z/OS JES3 初期設定およびチューニング 解説書」を参照してください。

手順

TCP と NJE 間のメール・ゲートウェイをセットアップするには、次のステップに従ってください。

  1. SMTP 構成データ・セットに GATEWAY ステートメントを追加します。 それぞれの構成の必要に応じて、ALTDOMAIN、NJECLASS、NJEDOMAIN、および NJEFORMAT などのその他の関連ステートメントを追加してください。
  2. SMTPNJE コマンドを実行します。
    構文図を読む構文図をスキップする
    >>-SMTPNJE--data_set_name(member)--+-------------+-------------><
                                       |    .-JES2-. |   
                                       '-(--+-JES3-+-'   
    
    
    data_set_name(member)
    SMTPNJE の入力データ・セットの名前。これは、SMTPNJE によって NJE ノードについてスキャンされる、JES2 または JES3 サブシステムの初期化データ・セットを指定します。 データ・セット名は、JES2 プロシージャー内の DD 名 HASPPARM 上に定義されているもの、または JES3 プロシージャー内の JES3IN DD 名に定義されているものと同じ名前です。

    member は、インストール・システムについての NODE エントリーと DESTID エントリーが入って いる JES2PARM メンバーです。

    (
    必須の区切り文字です。
    JES2 または JES3
    指し示されている初期化データ・セットが JES2 用のものであるか、JES3 用のものであるかを示します。 これが省略される場合、JES2 が想定されます。JES2 の場合、SMTPNJE プログラムは、その情報抽出元であるキーワード NODE および DESTID についてスキャンします。JES3 の場合、スキャンされるキーワードは NJERMT です。

    SMTPNJE プログラムは、user_id.SMTPNJE.HOSTINFO と呼ばれる NJE ホスト・テーブル・データ・セットを作成します。 このデータ・セットの名前は変更可能で、SMTP カタログ式プロシージャー内の SMTPNJE DD ステートメント上のデータ・セットの名前を組み込むことができます。//SMTPNJE DD ステートメントは必須です。

  3. SMTP サーバーを TCPIP アドレス・スペースとともにゲートウェイ・ノードにインストールします。 構成データ・セット内の GATEWAY、NJEDOMAIN、および NJEFORMAT の各ステートメントを使用してください。 オプションで、RESTRICT ステートメントまたは SECURE ステートメントを使用して、どのユーザーがそのゲートウェイを使用できるかを制限することができます。