セキュア TCP-NJE 間ゲートウェイをセットアップしたい場合には、以下を行う必要があります。
- SMTP 構成データ・セット内に SECURE ステートメントを組み込む。
- ゲートウェイの使用が許可されている NJE ユーザーのリストを含むセキュリティー・データ・セットを作成する。
- mailfiledsprefix.SECURITY.MEMO データ・セットを作成する。このデータ・セットの内容は、メールをリジェクトされた認証されていない NJE ユーザーに送信されます。このデータ・セットのサンプル内容については、リジェクトされるメールの例を参照してください。このデータ・セットは、LRECL=255 および RECFM=VB で定義する必要があります。データ・セットは、必要な時に SMTP によって動的に割り当てられます。
SMTP セキュリティー・データ・セットは //SECTABLE DD ステートメントによって指し示されます。セキュリティー・テーブル・データ・セットは、LRECL=255 および RECFM=VB を指定して割り当てることが必要です。最初の非ブランク文字がアスタリスク (*) であるレコードはコメントとして扱われ、無視されます。
NJE ユーザーのリストを作成する場合は、次のフォーマットを使用します。
>>-NJE_userid--NJE_nodeid--------------------------------------->
>--+----------------------------------------+------------------><
'-nickname--primary_nick?--primary_mbox?-'
- NJE_userid
- 許可ユーザーの NJE ユーザー ID。
- NJE_nodeid
- 許可ユーザーの NJE ノード ID。
- nickname
- このユーザーが、ゲートウェイの TCP 側で認識されている名前。この名前には、< >
> ( ) [ ] ¥ . , ; : @ および " などの特殊文字を使用することはできません。
- primary_nick?
- Y または N です。Y を指定すると、nickname@smtp-gateway にアドレッシングされているメールは自動的に NJE_userid at NJE_nodeid に転送されます。
各ニックネームは、それぞれ 1 つ primary_nick? レコードを Y に設定することができます。
- primary_mbox?
- Y または N です。Y を指定すると、NJE_userid at NJE_nodeid からのメールは、TCP の受信側に送信される前に nickname@smtp-gateway に変換されます。NJE_userid と NJE_nodeid の各ペアは、
それぞれ 1 つの primary_mbox? レコードを持つことができます。