SMC-R を初めとする RDMA プロトコルは、サポートされる最大伝送単位 (MTU) サイズの固有セットを定義します。SMC-R プロトコルでは、256、512、1024、2048 および 4096 バイトの MTU サイズがサポートされますが、z/OS® Communications Server では、1024 バイト以上の MTU サイズが要求されます。最初に SMC-R リンクが 2 つのピア・ホスト間に確立された場合、MTU サイズが交換され、両方のホストの最小値にネゴシエーションされます。ネゴシエーションされる MTU サイズは、トランスポート・ヘッダーのサイズ、および基礎となる RoCE プロトコルで使用される巡回冗長検査 (CRC) 情報のサイズが含まれる必要があります。
ガイドライン:
- Communications Server のデフォルトの MTU 値は 1024 であり、これは、ほとんどの z/OS アプリケーション・ワークロードで使用できる値です。
- ストリーミングや大量データ転送の場合など、MTU の設定値として 2048
または 4096
を使用することによって、スループットが向上することがあります。
MTU 値は、GLOBALCONFIG ステートメントの PFID サブパラメーターで構成できます。 - MTU サイズを 2048 または 4096 に設定した場合は、すべてのピア・ホストについて、パス内のすべてのスイッチ上のジャンボ・フレームを使用可能にする必要もあります。
- 同一の物理ネットワーク (PNet ID) に関連付けられているすべての PFID に同じ MTU サイズを定義します。