IPv6 静的ルーティングとルーター通知の使用

置き換え不可能な静的経路の宛先が受信ルーター通知で確認される場合、IPv6 ルーター探索とともにこれらの置き換え不可能な静的経路を使用しないでください。これらの置き換え不可能な静的経路を定義した場合、これらの経路をネットワーク・トポロジーの変更に対応して動的に更新することができません。

TCP/IP は、置き換え可能静的経路を最後の手段の経路とみなします。 これらの経路は動的 (ルーター探索) 経路によって置き換えることができます。さらに、置き換え可能な静的経路が動的経路で置き換えられる場合には、TCP/IP はその置き換え可能な静的経路の情報を常に保存し、宛先が動的経路を使用して到達不能になった場合に静的経路を再インストールします。TCP/IP では、置き換えられた置き換え可能な静的経路を再確認する必要はありません。このため、置き換え可能な静的経路は IPv6 ルーター探索でバックアップ経路として使用することができます。すなわち、動的になにも確認されなかった場合に使用する経路です。