変換テーブル (EBCDIC-to-ASCII および ASCII-to-EBCDIC) は、使用する変換データ・セットを判別するために参照されます。
この構成ファイルにアクセスするために使用される検索順序を以下に示します。
検索順序は最初のファイルが見つかると終了します。
- 環境変数 X_XLATE の値
環境変数の値は、CONVXLAT TSO コマンドによって作成された変換テーブルの名前です。
- userid.STANDARD.TCPXLBIN
userid は、現行のセキュリティー環境 (アドレス・スペースまたはタスク/スレッド) に関連した
ユーザー ID です。
- hlq.STANDARD.TCPXLBIN
hlq は、基本リゾルバー構成ファイルに指定されていれば、DATASETPREFIX ステートメントの値を示します。他の場合、hlq はデフォルトによって TCPIP になります。
- テーブルが見つからない場合は、リゾルバーは、SEZATCPX データ・セットの STANDARD メンバー
と同一の、ハードコーディングされたデフォルト・テーブルを使用します。
ヒント: JCL DD ステートメントを使用して、STANDARD.TCPXLBIN データ・セットを事前割り振りし、リゾルバーがそれを動的に割り振らないようにすることができます。
DD ステートメントの名前には、任意の有効な DD 名を指定できます。
事前割り振りにより、動的割り振りメッセージ (例えば、IEF237I および IEF285I) は、ジョブの出力ジョブ・ログに書き込まれなくなります。