サイト名情報のための IPv4 固有の検索順序

リゾルバーは、リゾルバー・セットアップ・ステートメント NOCOMMONSEARCH が 指定されており (あるいはデフォルトのままになっている)、また以下のいずれかの場合、 サイト名情報用に IPv4 固有の検索順序を使用します。

• getaddrinfo API が IPv4 アドレスを見付けようと試みている。
• gethostbyname、sethostent、gethostent、または endhostent API が呼び出される。

COMMONSEARCH ステートメントが指定されている場合は、IPv6/ 共通検索順序を参照してください。リゾルバーは、IPNODES を使用してサイト名を見つけることができます。

リゾルバーは、getnetbyname API 呼び出しでは、無条件にサイト名情報のために IPv4 固有の検索順序を使用します。

サイト名情報のための IPv4 固有の検索順序は以下のとおりです。 検索は最初のファイルが見つかると終了します。

1. 環境変数 X_SITE の値

   環境変数の値は、サイト名情報を含む MVS™ データ・セットの名前です。このデータ・セットは、TSO MAKESITE コマンドによって作成されます。

2. /etc/hosts
3. userid.HOSTS.SITEINFO

   userid は、現行のセキュリティー環境 (アドレス・スペースまたはタスク/スレッド) に関連した ユーザー ID です。

4. hlq.HOSTS.SITEINFO

   hlq は、基本リゾルバー構成ファイルに指定されていれば、DATASETPREFIX ステートメントの値を示します。他の場合、hlq はデフォルトによって TCPIP になります。