使用している LDAP サーバーに適した資料を参照してください。LDAP サーバーでは、通常、それぞれ LDAP 階層の異なるオブジェクトを含んだ複数のファイル (LDIF) をインストールすることができます。ディレクトリー・ツリーの上位にある構造オブジェクトは、それより下位に含まれているオブジェクトより前にインストールしなければなりません。各 LDIF がインストールされるごとに、エラー・メッセージがないかを調べてください。一部の LDAP サーバーは、2 つの連続したブランク行をファイル終わりと解釈します。LDIF のすべてのオブジェクトが LDAP サーバーによってインストールされたことを確認してください。
ポリシー・エージェントの開始時、まず最初に、コンソールに対して出されたエラー・メッセージがあるかを検査します。メッセージ EZZ8434I は、ポリシー・エージェントの環境で何かが間違っていることを示します。メッセージ EZZ8438I は、ポリシー定義内に構文エラーまたはセマンティクス・エラーがあることを示します。メッセージ EZZ8439I および EZZ8440I は、LDAP サーバーの構成またはサーバー自体に問題があることを示します。ポリシー・エージェントの問題の診断について詳しくは、「z/OS Communications Server: IP Diagnosis Guide」を参照してください。 ポリシー定義を表示するには、UNIX pasearch コマンドを使用します。このコマンドからの出力は、ポリシー規則がアクティブか否かを示し、ポリシー定義属性の構文解析された結果を示します。1 つ注意すべきことは、ポリシー・エージェントは未知の属性を無視するように設計されているため、属性のつづりを誤るとデフォルト値が使用されるということです。pasearch の出力を使用して、ポリシーが正しく定義されているかどうかを検査することができます。
インポート・ポリシー構成ファイルは一度だけ構文解析され、必ず新規ポリシーによって開始されます。インポート・ポリシー定義に構文エラーまたは意味エラーがあると、そのエラーはインポート・リクエスターに報告され、メッセージ EZZ8438I が発行されます。ポリシー・エージェントの問題の診断について詳しくは、「z/OS Communications Server: IP Diagnosis Guide」を参照してください。