QoS ポリシー

ポリシー条件は、トラフィック・フィルターとして作用する各種の選択基準で 構成されます。ソースおよび宛先 IP アドレス、ソースおよび宛先ポート、プロトコル、 インバウンドおよびアウトバウンド・インターフェース、アプリケーション名、アプリケーション固有のデータ、 またはアプリケーション優先順位に基づいて、トラフィックをフィルターに掛けることが できます。フィルター基準に合致したパケットだけが選択されて、付随するアクションを受け取ります。ポリシー規則で複数のポリシー・アクションを参照することは可能ですが、実行されるポリシー・アクションは、ポリシーのスコープにつき 1 つだけです。所定の 1 つのポリシー・アクションを複数のポリシー規則が参照することは可能です。

定義されたポリシーのタイプは、一般に、ポリシー・アクションについて定義されているポリシー・スコープ値によって制御されます。ただし、SD ポリシーはその例外です。SD ポリシーは DS ポリシーのサブセットであるため、DS スコープを使用します。

RSVP ポリシーは、TCP/IP スタックにインストールはされますが、ポリシー統計収集のためだけに使用されます。ポリシーの使用と制限の強制については、これらのポリシーは RSVP エージェントによってポリシー・エージェントから 要求され、RSVP アプリケーションからの RSVP 予約要求に適用されます。