ポリシー・エージェントには、実行時に 1 つ以上の DLL へのアクセスが必要です。 通常、すべての必須 DLL を含む /usr/lib ディレクトリーを組み込むように、LIBPATH 環境変数を設定する必要があります。
ポリシーの時間指定を正しく働かせるには、TZ 環境変数を現地時間に 設定する必要があります。 LIBPATH および TZ 環境変数は、次のように設定できます。
ポリシー・エージェントの開始前に、LIBPATH および TZ 環境変数をエクスポートします。これは、HOME ディレクトリーの /etc/profile または .profile で行うのが最適です。 例えば、米国の東部標準時ゾーンの場合は、次のようにします。
export LIBPATH=/usr/lib
export TZ=EST5EDT
// PARM=('ENVAR("LIBPATH=/usr/lib","TZ=EST5EDT")/')
// PARM='ENVAR("_CEE_ENVFILE=DD:STDENV")/'
//STDENV DD PATH='/etc/pagent.env',PATHOPTS=(ORDONLY)
/etc/pagent.env ファイルでは、LIBPATH=/usr/lib
TZ=EST5EDT
複数の環境変数を指定したい場合 STDENV DD ステートメントを使用すると効果的です。PARM パラメーターには 100 文字の JCL の制限があります。Language Environment® では STDENV ファイル用に可変レコード・フォーマットを推奨します。
CEEPRMxx PARMLIB メンバーのすべてのアプリケーションに対して TZ 環境変数を設定することもできます。3 つすべての LE オプション・セット (CEEDOPT、CEECOPT、および CELQDOPT) に対して TZ 環境変数を定義する必要があります。以下に例を示します。
CEECOPT(ALL31(ON), ENVAR('TZ=EST5EDT') )
CEEDOPT(ALL31(ON), ENVAR('TZ=EST5EDT') )
CELQDOPT(ALL31(ON), ENVAR('TZ=EST5EDT') )
ランタイム・オプションの指定について詳しくは、「z/OS Language Environment プログラミング・ガイド」を参照してください。LIBPATH および TZ 環境変数の設定について詳しくは、「z/OS UNIX System Services コマンド解説書」を参照してください。