マルチレベル・セキュア環境での共通 INET

OMVS の下で複数の TCP/IP スタックを開始するときは、共通 INET (CINET) PFS を使用します。 ユーザーとジョブは、オプションとして単一スタックへのアフィニティーを確立するか、CINET にスタックの選択を許可できます。 スタック・アフィニティーを設定しなかった場合、CINET は socket() コマンドをそれに接続したすべてのスタックへ複製します。 ジョブまたはユーザーが、接続したどのスタックに対しても READ アクセスを持っていないときは、RACF® がそれらのスタックについての監査失敗メッセージを生成する場合があります。 少なくとも 1 つのスタックが socket() コマンドを受け入れる限り、CINET はアプリケーションに成功を戻します。 その後、CINET はそのソケットに対する後続のコマンドを、socket() 呼び出しを受け入れた 1 つ以上のスタックへ経路指定します。 CINET についての詳細は、「z/OS UNIX System Services 計画」を参照してください。