SMTP サーバー (SMTPPROC)

SMTP サーバーは、TCP クライアントまたは JES スプールからメール・ファイルを受信し、他の SMTP サーバーまたは JES スプールへメール・ファイルを転送します。 ユーザー ID およびメール・セキュリティー・ラベルは処理されません。

サポートする必要があるセキュリティー・ラベルごとに、別々の SMTP のインスタンスを実行する必要があります。 それぞれのインスタンスを、適切なセキュリティー・ラベルを持つユーザー ID へ割り当てられた異なるジョブ名の下で実行してください。 同じ制限なしスタック上で複数の SMTP サーバーを実行できます。 そのスタック上にあるそれぞれのサーバーごとに、1 つの VIPA を、適切なセキュリティー・ラベルを持つネットワーク・セキュリティー・ゾーン内に定義してください。 TCPIP プロファイル内で PORT 予約ステートメントを使用するか、または SMTP 構成ファイル内で LISTENONADDRESS キーワードを使用して、各ジョブのバインド・アドレスを該当する VIPA へオーバーライドします。 スタック・アフィニティーを使用して、制限付きスタック当たり 1 つのサーバーで、複数の SMTP サーバーを実行することもできます。この場合、INADDR_ANY バインド・アドレスをオーバーライドする必要はありません。

1 つの SMTP インスタンスへ経路指定される各スプール・ファイルは、同等のセキュリティー・ラベルを持っている必要があります。

SMTP によって作成されたスプール・ファイルは、SMTP セキュリティー・ラベルを搬送します。 SMTP サーバーは、同等のセキュリティー・ラベルを持つ別の SMTP サーバーのみに接続を許可されます。