sendmail クライアントおよび sendmail MSP に関する考慮事項

Mail Submission Program (MSP) 機能が使用される 場合、submit.mc の feature(`msp') ステートメントが、sendmail クライアントに デフォルトによるローカル・ホスト (一般には LOOPBACK または LOOPBACK6) に 接続するよう指示します。 CINET 環境では、スタック・アフィニティーを使用しない場合、 これらのアドレスはあいまいな場合があります。 このデフォルトの方法が有効なのは、実行する制限付きスタックが 1 つのみの場合、あるいは クライアントが制限付きスタックへのスタック・アフィニティーを使用して実行されている場合です。 sendmail デーモンは、同じ制限付きスタックで実行すること、および MSA ソケットを 特定の IP アドレスにバインドしないことが必要です。 他の場合はすべて、submit.mc の feature(`msp') ステートメントに、sendmail デーモンのホスト名を組み込む必要があります。 セキュリティー・ラベル固有のドメイン・ネームの sendmail デーモンに 同じホスト名を使用する場合、ドメインなしのホスト名 (つまり完全修飾ではない) を指定する 共用 submit.cf を使用できます。 sendmail デーモンに別のホスト名を使用する場合、 セキュリティー・ラベルごとに個別の submit.cf を指定する必要があります。

sendmail クライアントおよび MSP が許可される接続先は、 同等のセキュリティー・ラベルの sendmail MSA または MTA のみです。