AES-GCM

AES-GCM 結合モードの暗号化と認証アルゴリズムが SA についてネゴシエーションされるとき、配分側スタック上でその SA を経由するすべてのパケットがカプセル化解除され、カプセル化解除されたパケットはターゲット・スタックに転送されます。NAT トラバーサル構成では、V1R12 以前のリリース・レベルのターゲット・スタックは、転送されたスタックが UDP カプセル化パケットであると予想しています。 V1R12 ターゲット・システムが、AES-GCM アルゴリズムを使用している UDP カプセル化モード SA 経由のトラフィックの作業負荷分散に参加している場合、受信された全パケットは配分側スタック上でカプセル化解除されるので、APAR PM29788 用の V1R12 PTF を適用する必要があります。 APAR PM29788 により、配分側スタックからの、UDP カプセル化モード SA 経由で受信されカプセル化解除されたパケットをターゲット・スタックで扱えるようになります。